ロトの妻を思い出しなさい ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創世記19:17 彼らを外のほうに連れ出したとき、そのひとりは言った、「いの ちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこででも立 ち止まってはならない。山に逃げなさい。さもないと滅ぼされてしまう」。 (24節)そのとき、主はソドムとゴモラの上に、硫黄の火を天の主のところから降 らせ、(26節)ロトのうしろにいた彼の妻は、振り返ったので、塩の柱になってし まった。(新改訳) 1ヨハネ2:28 そこで、小さい子供たちよ、彼の中に住んでいなさい。それは彼 が現れる時、わたしたちが大胆さを持ち、彼の来臨の時に彼から退けられて、恥 に入れられることがないためです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ロトの妻は破壊から救い出されました。しかし、彼女は塩の柱になりました。塩 は粉の形の時、有益です。しかし、塩は固まりになる時、役に立たなくなります。 ロトの妻が塩の柱になったことは、彼女が神の御手の中で自分の有益さを失い、 恥のしるしとなったことを意味しました。こういうわけで、主はルカによる福音 書第17章32節で、「ロトの妻を思い出しなさい」と言われました。それは、わた したちは救われましたが、主の再来の時にロトの妻のように恥を被る可能性があ ることを、わたしたちに警告しています。わたしたちは救われましたが、主の再 来の時に恥じ入ることになるかもしれません。 なぜロトの妻は振り返ったのでしょうか? 彼女のすべての物はソドムに残され ていました。彼女の興味、心、願望、魂はまだそこにありました。彼女は、住む ことを愛した場所を振り返り、わたしたちの警告のための恥のしるしとなりまし た。これは単なる物語や教理ではありません。救いの事柄に加えて、恥の事柄が あるということを、ここから見ることができます。裁きの日が来る時あなたは栄 光にあずかるのでしょうか? それとも恥を被るのでしょうか? わたしたちは 滅びることはありません。なぜなら、わたしたちの救いは保証されているからで す。しかしながら、この警告の例証が示しているように、わたしたちは恥を被る かもしれないのです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「旧約ライフスタディ・創世記(三)」(1998年版)の第53編 から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。