神の変わることのない目的 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創世記6:5 主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪 いことだけに傾くのをご覧になった。(7節)そして主は仰せられた。「わたしが 創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥にい たるまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」(新改訳)  (8節)しかし、ノアは主の目の中に恵みを見いだした。(原文) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 神は創世記第1章で最初に人類を見た時、人に対して幸いであり、喜ばれました。 創世記第6章でもう一度人を見た時、彼は人が極みまで悪くなり、腐敗してしまっ たのを見て、人を造ったことを悔いられました。創世記第1章からの何という変 化でしょう! もしあなたが神であったら、どうしたでしょうか? おそらくあ なたは、「それは忘れてしまいなさい」と言ったでしょう。しかし、神の永遠の 目的についてはどうなるでしょうか? もし神がご自身の永遠の目的を忘れてしまわれたとしたら、神の敵は神をあざ笑 って、「あなたは人を創造して、わたしを打ち破ろうとされましたが、あなたが わたしを打ち破るのではなく、わたしがあなたを打ち破りました」と言うでしょ う。神は打ち破られるでしょうか? 決してありません! それでは、神は何を なすべきでしょうか? その答えは、各世紀にわたって原則は同じであり、創世 記第6章8節の、「しかし、ノアはエホバの目の中に恵みを見いだした」にありま す。 一見すると敗北しているようなただ中で、主の目の中に恵みを見いだした人によ って勝利がありました。それは転換点でした。もしあなたが聖書と並行して歴史 を読むなら、あらゆる世代において、サタンが力を尽くして極みにまで状況を駄 目にした時にも、常に主の目の中に恵みを見いだして、時代を転機する者となっ た一人の人あるいは少数の人々がいたことがわかるでしょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「旧約ライフスタディ・創世記(二)」(1998年版)メッセー ジ第29編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。