サタンは人が神の言葉を疑うように誘惑する ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創世記3:1 さて神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾 であった。蛇は女に言った。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはなら ない、と神は、ほんとうに言われたのですか」。(4節)そこで、蛇は女に言った。 「あなたがたは決して死にません」(新改訳) 2コリント11:3 ……蛇が悪巧みによってエバを欺いたように、あなたがたの思 いが腐敗させられて、キリストに対する単純さと純潔を失いはしないか、という ことです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― サタンが誘惑する方法は、まず人に提案をすることです。それは、決まって神の 御言を疑わせる提案です。サタンは常に、神の御言について疑問をひき起こす提 案をすることによって、あなたを試み、誘惑し、わなにかけようとします。あな たが神の御言を疑う時はいつも、その疑いはあなたから始まっているのではなく、 蛇から来ていることを認識しなければなりません。何年か前、わたしは米国のバ プテスト派の教職者による記事を読みました。その中で彼は、「疑問符は、蛇が 立ち上がって、『神は言われたのですか?』と尋ねているような形状をしている」 と言いました。わたしたちは聖書のどの言葉も疑うべきではなく、あらゆる言葉 に対して「アーメン」と言うべきです。 サタンの提案は常に、人に神の御言と神の心を疑わせます。こうかつな者は、さ そりのようであり、彼の疑問はさそりの針の毒のようです。蛇はエバに、「あな たは決して死にません」と言いました。蛇は実はエバに、「なぜ神は、あなたが 知識の木を食べることを禁じられたのでしょうか? いったんそれを食べると、 あなたが神のようになることを、神は知っておられるからです。あなたは神のよ うに賢くなるでしょう」と言ったのです。これらの言葉は毒であり、さそりの針 からの毒でした。エバは刺され、毒が彼女の中へ注入されました。こうして、彼 女は知識の木を見つめ、それが良く、好ましいことを知りました(6節)。それが サタンの誘惑した方法でした。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「旧約ライフスタディ・創世記(二)」(1998年版)メッセー ジ第18編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。