命の木の意味(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創世記2:9 神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良い すべての木を生えさせた。園の中央には、いのちの木、それから善悪の知識の木 とを生えさせた。(新改訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) もし創世記第2章だけを読むなら、命の木の意味を理解することはできないでし ょう。しかしながら、ヨハネによる福音書は、命の木によって示されている命を 具体的に啓示しています。ヨハネによる福音書第1章4節は、「彼の中に命があっ た」と言い、第15章5節は、主はぶどうの木であると告げています。この二つの 節を一緒にするなら、キリストが命の木であることがわかります。神の具体化で あるイエスは命の木です。ですから、創世記第2章の命の木は、命の源である神 の象徴です。 この源のほかに、宇宙にはもう一本の木、もう一つの源があります。それは死で す。しかしながら、この木は死の木とは呼ばれていません。それは善悪知識の木 と呼ばれています。この宇宙にそのような木があるのです。これら二本の木は互 いに逆らい合っています。命の木は命の源である神を意味し、知識の木は死の源 であるサタンを意味します。神が命の源であるように、サタンは死の源です。で すから、創世記第2章で、二本の木によって表徴された二つの源を見いだします。 死は善悪知識の木で始まり、火の池で終わります。命は命の木で始まり、新エル サレムで終わります。わたしたちは救われる前、死の路線にいました。わたした ちは救われた後、命の路線に置かれました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「旧約ライフスタディ・創世記(一)」(1998年版)メッセー ジ第13編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。