生み出す霊 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創世記1:2 しかし地は荒廃し、空虚になった。そして暗やみが深淵のおもてに あった。そして神の霊が水のおもてを覆っていた。(3節)神は「光あれ」と言わ れた……。(原文) 2コリント4:6 なぜなら、「暗やみから光が照りいでよ」と言われた神は、わ たしたちの心の中を照らして、イエス・キリストの御顔にある神の栄光の知識を、 輝かせてくださったからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 「神の霊が水の面を覆っていた」。これはすばらしいことではないでしょうか?  霊が覆っていました。ハレルヤ! めんどりがひなをかえそうとして卵を覆って いるように、「神の霊が覆って」いました。これは、彼が命を生む用意をしてお られたことを意味します。創世記第1章の記録は、命に、神の福音に、霊的な事 柄に関するものであることを見る必要があります。これについては、コリント人 への第二の手紙第4章6節に強力な証拠があります。これは確かに創世記第1章に 言及しているものです。 わたしたちは救われる前の自分の状態を思い起こす必要があります。わたしたち はまさに荒廃し空虚であって、わたしたちの生涯は無意味であり、わたしたちは 暗やみに覆われていました。わたしたちの内側には、アビス、底のない穴があり ました。そしてこのアビスの中には悪鬼の大群がいて、わたしたちに短気を起こ させ、ギャンブルをさせ、映画に行かせ、他の多くの悪事をさせました。わたし たちは荒廃し空虚であって、しかも暗やみと死に満ちていました。 しかし、ハレルヤ! ある日、生ける方がわたしたちの上を舞い、わたしたちの 心の中で働き、わたしたちの内側の死と深淵の上を覆い始めました。これは、心 理的な、あるいは倫理的なものではなく、生ける方がわたしたちの内側で働かれ ることであり、巣の中の卵を大きなめんどりが覆っているように、とても優しく、 愛情を込めて働いていることでした。これは、聖霊の覆い再生する働きです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「旧約ライフスタディ・創世記(一)」(1998年版)メッセー ジ第3編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。