同じ思いとなる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ15:4 以前に書かれた事は、わたしたちの教えのために書かれたのであり、 それは忍耐と聖書の励ましを通して、わたしたちが望みを持つためです。(5節) どうか忍耐と励ましの神が、キリスト・イエスにしたがって、互いに対する同じ 思いを、あなたがたに与えてくださいますように。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 信者たちを受け入れることで、わたしたちはこのような望みのある忍耐と慰めを 必要とします。信者たちを受け入れることで、わたしたちは受け入れようとする 人たちの弱さを耐え忍ぶ必要があります。わたしたちはまた、彼らが主の恵みに よって、信仰の中で進歩し力づけられるようにと、望みをもって励まされる必要 があります。弱い信者たちを受け入れることで、わたしたちの神は忍耐と励まし の神であって、わたしたちに人の弱さを忍耐させ、神が彼の恵みによって人の中 で成し得ることで、励ますことができる方であることを、わたしたちは認識しな ければなりません。わたしたちがそのような神によって励まされるなら、他の何 にしたがってでもなく、キリスト・イエスにしたがって、互いに対して同じ思い となるでしょう。ただひとりのキリスト・イエスがおられるのですから、わたし たちがみなキリストにしたがうなら、互いに対して同じ思いとなるでしょう。し かしながら、わたしたちの思いが、教え、観念、賜物、宗教的な実行、そのよう な他の何かにしたがうなら、わたしたちは分裂するでしょう。 互いに対して同じ思いとなる唯一の方法は、キリストにしたがうことです。信者 たちをわたしたちの教え、観念、賜物、宗教的実行にしたがって受け入れること は、望みのある忍耐と励ましを必要としません。しかし、キリストにしたがって すべての信者を受け入れることは、ある量の望みのある忍耐と励ましを必要とし ます。わたしたちが一を保つこととからだの建造を顧みるなら、忍耐と励ましの 神がそれを供給してくださいます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第29編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。