キリストが受け入れた人たちを受け入れる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ14:1 信仰の弱い人を受け入れなさい……。(13節)こういうわけで、もは や互いに裁き合わないようにしましょう。むしろ、あなたの兄弟の前に、つまず きの石や倒れる原因を置かないように決めなさい。 ローマ15:7 こういうわけで、キリストがあなたがたを、神の栄光へと受け入れ てくださったように、互いに受け入れ合いなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) バプテスマの例を考えてみてください。バプテスマについて多くの異なる観念が あります。ある人々は滴水を、ある人々は浸水を主張し、他の人々はどの名の中 にバプテスマするかについて議論し、さらに他の人たちは物理的なバプテスマに 反対して、バプテスマは純粋に霊的なものであると主張します。このバプテスマ という事柄一つについても、どれほど多くの異なる意見の派閥があることでしょ う! これは恐るべきことです。しかもこれはただ一つの教理についてです! キリスト教は分裂と混乱の歴史です。この分裂の多くは、分裂的で教理的な観念 によって引き起こされました。わたしたちは教会歴史の徹底的な研究の後、この 学課を学んだので、キリスト教の歴史の悲劇を繰り返したくないのです。ですか らわたしたちは、頭のおおい、バプテスマ、聖日、主の食卓で使われるぶどう酒 について、決して議論しません。主の食卓で使われるパンや杯、バプテスマで使 われる水の種類、人をバプテスマする方法などのさ細な事柄について、わたした ちは決して論争しません。主の回復はそれらには関心がありません。主の回復は、 命としてのキリストのためであり、それぞれの地方の合一においてキリストを表 現する教会のためです。ですから、わたしたちが人々を受け入れるのは教理上の 観念にしたがってではなく、神が受け入れられることにしたがってであるよう、 注意しなければなりません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第28編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。