その霊もまたうめいている ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ8:26-27 さらに、同じように、その霊もわたしたちの弱さを担って、助 けてくださいます。なぜなら、わたしたしはどのように祈ったらよいのかわから ないのですが、その霊自ら言い難いうめきをもって、わたしたちのためにとりな してくださるからです。心を探られる方は、その霊の思いが何であるかを知って おられます。なぜなら、彼は神にしたがって、聖徒たちのためにとりなしてくだ さるからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― その霊は、わたしたしと同じようにうめきをもって、わたしたちのためにとりな してくださいます。このうめきは明らかにわたしたちのうめきですが、わたした ちのうめきの中にその霊のうめきがあります。彼はわたしたちの中におられ、彼 のうめきはわたしたちのうめきの中にあります。彼はわたしたちと共に、「同じ ように」うめかれます。わたしたちの祈りの大部分は、明確な言葉でよく言い表 せるものですが、わたしたちの霊から出ていないかもしれません。しかし、真の 祈る負担を持ち、しかもどう言い表してよいかわからない時、わたしたちは言い 表すべき言葉もなく、ただこの負担をもって自然にうめくだけです。 このような言い表せない祈りは、おもにキリストの命における成長のためであり、 わたしたちがあまり理解していない真の必要に関してです。わたしたちは物質の 必要や仕事については、はっきりしており、これらの事について祈る言葉を持っ ていますが、わたしたちの命の成長という事柄に関しては、理解にも言葉にも欠 けています。しかしながら、わたしたちが命の成長に関して主を追い求めている なら、しばしばわたしたちの霊の深みに、わたしたちがはっきり理解していない 事や、言葉で言い表せない事に対して、祈りの負担を持つことでしょう。ですか ら、自然に、わたしたちはうめかざるを得なくなります。わたしたちが霊の内側 の深みからうめいている時、わたしたちの霊の中に住んでいるその霊は、自動的 にわたしたちのうめきを担い、おもにわたしたちが命の成長における造り変えを 持って子たる身分の円熟に至るようにと、わたしたちのためにとりなしてくださ います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第19編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。