最初に葬られ、それから嫁ぐ ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ7:3 ……もし夫が死ねば、彼女はその律法から解かれるので、別の男に 結び付いても、淫婦とはなりません。(4節)こういうわけで、わたしの兄弟たち よ、あなたがたもキリストの体を通して、律法に対して死に渡されたのです。そ れは、あなたがたが別の方、すなわち、死人の中から復活させられた方に結び付 いて、わたしたちが神に対して実を結ぶためです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全4編のうちの第3編) わたしたち信者は救われた後、二つの身分、すなわち、古い身分と新しい身分を 持っています。堕落のゆえにわたしたちは古い人であり、再生のゆえにわたした ちは新しい人です。古い人として、わたしたちは夫でした。新しい人として、わ たしたちは妻です。 古い人としてのわたしたちが死に渡されたのが自殺の結果ではなく、キリストの 体を通してであるのは、わたしたちがキリストの十字架上で死んだことを意味し ます。「キリストの体を通して」という句は、死を修飾しており、それがどのよ うな死であったかを示しています。キリストが十字架につけられた時、わたした ちは彼と共に死にました。わたしたちはこの個所を、「次のことを知っています。 わたしたちの古い人が彼と共に十字架につけられたのは」と言っている第6章6節 と比較する必要があります。疑いもなく、第7章4節の「キリストの体を通して、 律法に対して死に渡された」「あなたがた」は、第6章6節で「彼と共に十字架に つけられた」「古い人」です。 この節で、パウロは安息集会と結婚を一緒にしています。一方で、わたしたちは 葬られました。もう一方で、わたしたちは嫁ぎました。わたしたちが死んだ者と されたのは、他の人と結婚するためです。わたしたちは古い身分にしたがっては 死んだ者とされました。それは、わたしたちが新しい身分にしたがって他の人と 結婚するためです。わたしたちの新しい身分によれば、わたしたちは、死人の中 から復活させられた彼と結婚します。それは、わたしたちが神に対して実を結ぶ ためです。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第12編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。