恵みは義を通して支配する ―――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――― ローマ5:21 それは、罪が死の中で支配したように、恵みもまた義を通して支配 し、わたしたちの主イエス・キリストを通して永遠の命に至るためです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 恵みは支配します。わたしたちは今や別の王国にいるので、別の王を持ちます。 かつてわたしたちは死の王国におり、罪が死を通してわたしたちの王でした。今 やわたしたちは命の王国におり、恵みがわたしたちの王です。キリストが十字架 上で死んでわたしたちのために贖いを完成されたので、また神の義がわたしたち に啓示されたので、わたしたちは恵みとしての神を享受する地位を持つのです。 わたしたちは、神をわたしたちの恵みとして要求する地位を持ってさえいます。 ですから、恵みは義を通して支配し、永遠の命に至ることができるのです。 ある日わたしは、キリストがわたしのために十字架上で死に、神の贖いを完成さ れたことを認識し、そして神の義はわたしに啓示されます。罪人として、わたし はキリストの贖う血の下で神に来ます。直ちに、神の義はわたしを義とするよう に彼を縛り、彼はわたしの分け前となられます。わたしは神をわたしの分け前と して要求することができます。なぜなら、キリストの贖いが、神の義のすべての 要求を満たしたからです。わたしは今、彼をわたしの分け前として要求する地位 を持っています。 神はご自身を、わたしたちがそれに値しない恵みとして与えられました。わたし たちはそのために決して働きませんでしたし、またそのために支払うこともでき ません。その代価はあまりに高いのです。神は義を通して、ご自身を恵みとして わたしたちに与えられます。この恵みはわたしたちの享受のための分け前となり、 義を通して支配し、永遠の命という結果になります。これは永遠の祝福のことで はなく、今日わたしたちが享受する永遠の命のことを言います。それは人の命や 受造の命ではなく、神聖な、永遠の、非受造の命です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第10編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。