アダムの罪過の結果 ―――――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――― ローマ5:12 こういうわけで、一人の人(アダム)を通して罪がこの世に入り、そ して罪を通して死が入ったように、すべての人が罪を犯したために、死がすべて の 人に及びました。(18節)こういうわけで、一度の違犯を通してすべての人に罪定 めが及んだように、……(19節)一人の人の不従順を通して、多くの人が罪人に構 成されたように……。 ――――――――――――――――――務めの言葉―――――――――――― (全2編のうちの第1編) アダムの罪過(ここのアダムの罪過は、エデンの園にあった善悪知識の木の実を 食べることに言及しています)を通して、罪が入りました。罪はローマ人への手 紙第5章から第8章で、人格化した方法で述べられているようです。それは人のよ うであり、支配することができ(5:21)、人々の上に君臨することができ(6:14)、 人々を欺き、殺すことができ(7:11)、人々に内住し、彼らの意志に逆らって事を 行なうことができます(7:17, 20)。罪は生きており、極めて活発です(7:9)。こ うして、この罪は、堕落した人の中に住んで、動き、働いているサタン、すなわ ち、邪悪な者の邪悪な性質であるに違いありません。 アダムの不従順の結果として、多くの人が、わたしたちを含めて、罪人に構成さ れました。わたしたちは罪人に創造されたのではなく、罪人に構成されたのです。 神によって創造されたのではない要素が、わたしたちの中に注入され、わたした ちを罪人に構成しました。罪は、わたしたちの中に造り込まれ、わたしたちの中 に構成し込まれました。ですから、罪は単に外側の行為だけでなく、わたしたち の構成の中の内なる主観的な要素です。こうして、わたしたちは生まれながらの 典型的な罪人なのです。 さらに、すべての人は死に罪定めされました(5:18)。すべての人はアダムから、 アダムの中で生まれました。ですから、アダムの一つの罪過を通して、彼が罪定 めされたように、すべての人は死に罪定めされました。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第10編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。