罪定めは救いの道を切り開く ――――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――――― ローマ3:10-16 次のようにも書かれています、「義人はいない、一人もいない……神を 尋ね求める者はいない。すべての者はそれてしまい……彼らは舌をもって欺く。 彼らの道には破壊と悲惨がある。(19節)……律法が言っている事柄は何であれ、…… それはあらゆる口がふさがれて、全世界が神の裁きに服するためです。 ―――――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――――― ローマ人への手紙のこの区分で、パウロは人の全般的な邪悪を描写し、この世の状態が絶 望的である幾つかの証拠を挙げています。ここに、罪定めについてのパウロの文書の結論 があります。全世界は神の義なる裁きに服しています。もしわたしたちがまだ救われてい ないとしたら、わたしたちはどこにおり、何であるのでしょうか? わたしたちは神の裁 きの下で絶望状態でしょう。わたしたちは何をしても、何を持っても、何であっても、神 の義なる裁きの下にありました。わたしたちはみな神の救いの必要性を認識しました。罪 定めについてのこの区分は、神の救いのために道を整え、人々が神の救いの中に入る門を 開きます。わたしたちは何であっても、キリストを必要とします。わたしたちはキリスト と彼の贖いを必要とします。 罪定めについての区分でのパウロの意図は、キリストをわたしたちの中へ供給する道を備 えることでした。パウロの福音の究極の目標は、キリストをわたしたちの中へ供給するこ とです。ローマ人への手紙第8章に来ると、「キリストがあなたがたの中におられる」と 言っている節を見いだします(8:10)。わたしたちは、人類の一人であろうと、自分を義と する者の一人であろうと、宗教的な人々の一人であろうと、この世の人であろうと、イエ スを必要とします。罪定めについてのパウロの文書は、わたしたちがキリストを受け入れ る道を整えます。それは、キリストがわたしたちの中に入って来られる道を開きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、ウイッ トネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年版)メッセージ第 4編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。