聖書はロマンスである(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― イザヤ54:5 あなたの夫はあなたを造った者、その名は万軍の主。あなたの贖い 主は、イスラエルの聖なる方で、全地の神と呼ばれている。 62:5 ……花婿が花嫁を喜ぶように、あなたの神はあなたを喜ぶ。 ――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 旧約聖書の中で数回、神はご自身のことを夫と言い、彼の民を妻と呼んでおられ ます。神は、夫となって彼の民を妻として持つことを切望されました。人間的に 言うと、わたしたちはいつも神を宗教的な方法で全能者と考え、彼を礼拝しなけ ればならないと感じます。しかし、あなたがた結婚した兄弟たちは、これを妻か ら期待するでしょうか? 仮に、あなたの妻があなたを大きな体、巨人のように 考え、うやうやしくあなたに近づき、身をかがめ、ひざまずいて、あなたを礼拝 するとします。あなたは何と言うでしょうか? あなたは次のように言うでしょ う、「愚かな妻よ、わたしはそのような礼拝者を必要としません。わたしは、わ たしを抱いて口づけしてくれる愛すべき妻を必要とします。あなたが少し口づけ をしてくれるだけで、わたしは空中に舞い上がるでしょう」。 わたしたちの神は確かに全能の神であり、わたしたちは彼の被造物として彼を礼 拝しなければなりません。多くの聖句は、このように神を礼拝することについて 語っています。しかしながら、あなたはイザヤ書、エレミヤ書、エゼキエル書、 ホセア書で神が夫となるのを願っておられることを、読んだことがないのでしょ うか? 昔、神の民は宮を建造し、祭司の体系といけにえのある完全な礼拝の形 式を確立しました。ある日、神はイザヤを通して介入し、次のように言われまし た、「わたしはもううんざりしています。わたしはあなたのいけにえに飽き飽き しています。わたしはあなたに愛してもらいたいのです。わたしはあなたの夫で あり、あなたはわたしの妻にならなければなりません。わたしは結婚生活を持つ ことを願っています。わたしは寂しいのです。わたしはあなたが必要です。わた しの選びの民よ、あなたがわたしの妻となることを、わたしは必要とします」。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙(一)」(1997年 版)メッセージ第1編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。