あなたがたの喜びを主に告げる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ10:17 さて、七十人は喜んで帰って来て言った、「主よ、悪鬼どもでさえ、 あなたの御名の中でわたしたちに服従します」。 マルコ6:30 さて、使徒たちはイエスの所に集まって来て、自分たちの行なった こと、教えたことを、すべて彼に報告した。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 上の節は、使徒たちが主に行って、彼らのすべての喜びを主に告げたことを示し ています。多くの人は困難に遭った時に主に祈りますが、喜んでいる時に祈る人 は何人いるでしょうか? 人は悲しい時、自然に主に祈って助けを求めますが、 幸いな時には、主に告げることを容易に忘れてしまいます。 チャールズ・スポルジョン氏はある日、伝道を終えた時、疲れを感じたので、友 人と馬に乗って村里に行きました。突然、彼は馬から降り、友人にも馬から降り るように言いました。その友人は彼のしていることを不思議に思い、何をするの かと聞きました。彼は次のように言いました、「神はわたしたちにこのような喜 びを与えてくださったのだから、この時、神に感謝しましょう」。そこで、二人 は共に道ばたにひざまずいて祈りました。 わたしたちは常に笑っていることはできませんが、喜びがある時はいつも、主に 告げるべきです。わたしたちは喜ばしい時に主を覚えて、自分の喜びを主と分か ち合うべきです。主は決して、わたしたちが喜びすぎていることでわたしたちを 責めることはされません。主はとても自然にわたしたちの感情を顧みてください ます。ですから、わたしたちの喜びを主に告げることを忘れてはいけません。わ たしたちの主は、喜んでわたしたちの悲しみを聞いてくださり、喜んでわたした ちの喜びをも聞いてくださいます。主は、わたしたちがいかなる事も告げてよい 方です。わたしたちはこのような主を持っているのですから、心のすべての秘密 を彼に告げましょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第18巻「メッセージ記録(二)」(1996年版)メッセージ第 34号から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。