解放されて神のために語る ―――――――――――――――― 聖書の節(回復訳)――――――――― 使徒4:29 主よ、今、彼らの脅迫に目をとめ、あなたの奴隷たちに、全き大胆さ をもって、あなたの言を語らせてください。(31節)彼らが懇願していた時、彼ら が集まっていた場所は揺れ動き、彼らはみな聖霊で満たされて、大胆に神の言を 語り出した。 ―――――――――――――――― 務めの言葉 ―――――――――――― 優れた内側の性質を持っていながら、とても臆病な人がいます。彼らは数回、決 心してはじめて、立ち上がって主のために語ったり、証ししたりすることができ ます。ある人たちは主を信じましたが、福音ビラを他の人に配ることを恐れます。 聖霊の注ぎを受ける前、わたしは一、二マイル、福音の友人の後に付いて行って も、勇気を振るい起こして口を開き、彼に証ししようとはしませんでした。聖霊 の注ぎを受けた後、わたしはもはや何も恐れませんでした。 自意識のある人は、自分がどれほど良い身なりをしているか、また他人が自分の 言葉にどのように反応するかなどに注意を払います。彼は食事に招待される時、 くつろいで他の人に福音について語ることができません。彼は語る前に注意深く 準備しなければ、見知らぬ人に話しかけることができません。しばしば、集会中 わたしたちは束縛されすぎています。束縛されすぎていると、だれ一人あえて語 ろうとしません。かつて、ある兄弟の居間で集会がありました。聖霊が下り、居 合わせた人はみな解放されました。この種の自由は、放縦ではなく、霊の中にあ る解放です。自意識から解放されている人だけが、神のために働くことができま す。そして、わたしたちが自意識から解放されるただ一つの方法は、聖霊の注ぎ を通してです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第41巻「特別集会、メッセージ、談話の記録(一)」 (1998年版)メッセージ第22編から引用されています。いずれも日本福音書房から 出版されています。