二つの約束――わたしたちの中とわたしたちの上にあるその霊 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ14:16 わたしは父にお願いしよう。そうすれば、彼はあなたがたに別の 慰め主を与えて、いつまでも、あなたがたと共にいるようにしてくださる。 (17節)それは実際の霊である。……彼はあなたがたと共に住んでおり、あなたが たの中におられるようになるからである。 使徒1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨む時、あなたがたは力を受ける。 ……わたしの証し人となるであろう。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 昇天の前に、主は弟子たちに二つの大きな約束をされました。第一の約束は主の 死の前に与えられ、第二の約束は彼の昇天の前に与えられました。第一の約束は、 聖霊が人の中に住むことであり、第二の約束は、聖霊が人の上に臨むことでした。 この第一の約束、聖霊が人の中に住むという約束は、あまりにもすばらしいです。 言が肉体となることは、主が生まれた時に、主ご自身において起こったすばらし い出来事でしたが、聖霊ご自身が信者たちの中に住むことは、もっとすばらしい 出来事です。 聖霊はいつ人の中に住み始めたのでしょうか? ヨハネによる福音書第14章17節 で主は、聖霊が弟子たちの中に「おられるようになる」と言われました。この言 葉は主の十字架に先立って語られました。ヨハネによる福音書第20章22節で、彼 は弟子たちの中に聖なる息を吹き込んで、「聖霊を受けよ」と言われました。こ れは主の復活の後に起こりました。主の復活の後、聖霊がやって来て、弟子たち は主の息吹きを受けました。聖霊は主の命の息でした。これは、アダムが地のち りから創造された後、神がアダムの鼻の中に命の息を吹き込まれたことと似てい ます。その結果、彼は生きた魂となりました。これが今日わたしたちに起こって います。主は、聖霊、命の息をわたしたちの中に吹き込んでおられます。神から の息がなければ、人は死んでいます。主からの息が教会になければ、教会も死ん でいます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第41巻「特別集会、メッセージ、談話の記録(一)」 (1998年版)メッセージ第22編から引用されています。いずれも日本福音書房から 出版されています。