はぐくむキリスト ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ5:29 自分の肉体を憎んだ者はかつてなく、むしろ、キリストが教会に対 してなされるように、それを養いはぐくむのです。(30節)なぜなら、わたしたち はキリストのからだの肢体だからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― はぐくむとは、優しい愛で育て、優しい心遣いで養うことです。これが、キリス トがご自身のからだとしての教会を養われる道です。あるものをはぐくむとは、 それを深く優しく顧みることです。それは、優しいぬくもりを通してそれを柔ら かくすることです。例えば、母鳥は羽の下にひな鳥を抱きかかえて、自分の体の ぬくもりで柔らかくします。母鳥の抱擁の下で、小鳥は優しく温められます。母 親の体の愛の抱擁からの体温が、冷えた小鳥を柔らかくし、温めます。 そのようなはぐくみを通して伝達されたぬくもりは、人を燃やすのではなく、優 しくなだめ、心を溶かしさえします。これはまさに、主が教会の中でわたしたち に行なっておられることです。わたしたちは主を愛しますが、時には経験の中で 「冷えた鳥」になります。わたしたちは主に反逆しませんが、冷たくなるかもし れません。このような時、主はわたしたちを抱擁し、彼の羽を広げてわたしたち を温めてくださいます。彼は抱擁のぬくもりによって「冷えた鳥」を柔らかくし、 わたしたちの堅い心を溶かしてくださいます。これは、主のからだに対する主の 優しい愛です。はぐくみの雰囲気の中にある時はいつも、わたしたちは務め(は ぐくみ)のあらゆる言葉を吸収することができます。これは、はぐくみの下でわ たしたちが養いを受けることを示します。そのように養われ、はぐくまれる教会 は、強く健康になります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(三)」(2001年 版)メッセージ第53編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。