服従と愛のどちらが困難か? ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ5:24 しかし、教会がキリストに服従するように、妻もまた、あらゆるこ とで自分の夫に服従しなさい。(25節)夫たちよ、キリストが教会を愛して、彼女 のためにご自身を捨てられたように、あなたがたの妻を愛しなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 妻はまた夫をかしらとしなければなりません。妻のかしらである夫は、教会のか しらなるキリストを象徴します。キリストは、からだの救い主であるだけでなく、 教会のかしらでもあります。彼がかしらであるのは権威の事柄であり、彼が救い 主であるのは愛の事柄です。わたしたちは、かしらとしての彼に服従し、救い主 としての彼を愛さなければなりません。妻と夫の関係においても同じであるべき です。 パウロは夫たちに、妻を愛するようにと勧告します。服従の反対は支配です。し かしながら、使徒は、夫が妻を支配するのではなく、愛するよう勧告します。結 婚生活で、妻の義務は服従することであり、夫の義務は愛することです。妻の服 従に夫の愛を加えたものが、正当な結婚生活を構成し、それは正常な教会生活を 象徴します。教会はキリストに服従し、キリストは教会を愛されます。 妻に対する夫の愛は、教会に対するキリストの愛のようでなければなりません。 これは、夫は妻のために自分を捨てるべきであることを意味します。夫に対する 要求は、妻に対する要求よりはるかに重いです。ある人に従うことは、ある人の ために自分を捨てることほど困難ではありません。自分を捨てるとは、殉教者に なること、自分の命を犠牲にすることです。夫は自分を代価とするまでに、妻を 愛するべきです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(三)」(2001年 版)メッセージ第52編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。