からだの中に階級はない ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1ペテロ4:10 めいめいは賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの 良い執事として、あなたがた自身の間で供給し合いなさい。 5:1 こういうわけで、わたしは……あなたがたの間の長老たちに勧めます。 (3節)また割り当てられた人たちの上に、権力を振るうのではなく、むしろ群れ の模範となりなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― こうして、すべての聖徒たちは、使徒であるだけでなく、執事であるべきです。 長老は自分を特殊な部類に置くべきではなく、すべての聖徒が執事であるのと同 じように、自分を執事と考えるべきです。 教会には階級というものはありません。そうではなく、わたしたちはみな神の恵 みの執事であり、互いに服従し合います。主があなたを長老職に置かれても、あ なたは高ぶってはなりません。自分を他の人より高いと考えてはなりません。ま た教会が自分の所有物であるかのように、その上に権力を振るってはなりません。 その反対に、導く者として、ついて来る聖徒たちのために模範を示しなさい。聖 徒たちは、導く人たちによって自分のために置かれたそのような模範を見る時、 次のように言うかもしれません、「主よ、このようなすばらしい模範を感謝しま す。わたしたちは祈ることで、御言葉を読むことで、宣べ伝え教えることで、聖 徒たちを牧することで、彼らに従いたいです」。模範を示し、また模範に従うこ とによって、最終的にわたしたちはみな、神の多種多様な恵みの執事として、共 に仕え合うでしょう。これが正当な教会生活であり、そこには組織、階級、階級 制度、聖職者・平信徒はありません。 教会が正当な道を前進するためには、何人かの兄弟たちが行政上の事柄を顧みる 必要があります。しかしこれは、彼らを高い役職とし、他のすべての聖徒たちを 従属者とするのではありません。教会生活の中でわたしたちはひとりの王、主イ エス・キリストを持っており、わたしたちはみな彼に従う者です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(二)」(2001年 版)メッセージ第42編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。