内なる人の中にある神の力 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ3:16 どうか父が、彼の栄光の豊富にしたがい、力をもって、彼の霊を通 して、あなたがたを内なる人の中へと増強してくださいますように。 ヨハネ3:6 ……その霊から生まれるのは霊である。(7節)……あなたがたは新し く生まれなければならない。 1コリント6:17 しかし、主に結合される者は主と一つ霊です。 2テモテ4:22 主があなたの霊と共におられますように。恵みがあなたと共にあ りますように。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 16節はまた、わたしたちが内なる人の中へと増強されると言っています。内なる 人は、わたしたちの再生された霊であって、神の命をその命として持っています。 わたしたちの霊は、神の霊によって再生され(ヨハネ3:6)、神の霊が内住してお り、神の霊とミングリングされています(1コリント6:17)。わたしたちは、キリ ストを経験して、神の全豊満へと至るために、わたしたちの内なる人の中へと増 強される必要があります。これは、わたしたちが霊の中へと入る必要があること、 そこにおいて聖霊を通して増強されることができることを暗示しています。 人は魂であって、霊ではないので、わたしたちの人格あるいはパースンは魂の中 にあります。こういうわけで、聖書は人のことを魂と言っているのです。体と霊 は、魂によって使われる器です。ですから、魂としてわたしたちは、外側の器で ある体と、内側の器である霊を持っています。わたしたちが悔い改めて主イエス を信じた時、主はわたしたちの中に入って来て、わたしたちの命であるご自身を もってわたしたちを再生されました。わたしたちが再生される前、わたしたちの 霊の中に命はありませんでした。わたしたちは魂の中に人の命を持っているだけ でした。しかし再生を通して、わたしたちは今や霊の中に神聖な命を持っていま す。ですから、わたしたちの霊はもはや単なる器ではありません。それは神の命 のあるパースンとなりました。神聖な命で再生されたわたしたちの霊は、今やわ たしたちの内なる人です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(二)」(2001年 版)メッセージ第32編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。