数々の規定から成っている戒めを廃棄する(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ4:22 あなたがたは、以前の生活様式にある……腐敗している古い人を、 脱ぎ捨ててしまいました。 コロサイ3:10 新しい人を着たのです。……(11節)その新しい人には、ギリシャ 人とユダヤ人、割礼と無割礼、未開人、スクテヤ人、奴隷、自由人はあり得ませ ん。キリストがすべてであり、すべての中におられるのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― わたしたちはある実行を好むかもしれませんが、それらを主張すべきではありま せん。もし特定の実行を主張するなら、わたしたちはそれを分離させる規定とし、 敵意を造り出します。クリスチャンは、バプテスマに関するさまざまな規定など、 規定によって分裂してきました。ある人は後ろ向けにバプテスマすることを主張 し、他の人は前向きにすることを主張します。あるクリスチャンは、楽器の使用 のことで分裂しています。ある人はピアノを許可し、オルガンを許可しません。 しかしながら、他の人の実行はその逆です。わたしは集会の中で叫ぶことや声高 い賛美を評価しますが、わたしはこれらのことのためにいるのではありません。 どの実行を主張することも、分裂を引き起こします。ですから、わたしたちは何 の規定も持ってはならないのです。キリストの十字架上で、すべての規定は廃棄 されました。 規定は、互いに親密であった人たちの間でさえ、憎悪の原因となる可能性があり ます。二人の兄弟は長年の間、楽しい交わりを享受してきたかもしれませんが、 一人が叫ぶことを喜び、一人が静かにしていることを喜ぶというだけで、彼らの 間に敵意が起こり得るのです。彼らは互いに愛し合うのではなく、互いに憎み合 うようになるかもしれません。宗教的なねたみは恐るべきものです。歴史によれ ば、そのことのゆえに、殺人者であるサタンのこうかつさを通して、多くの人が 殺されました。ですから、わたしたちはすべての規定を拒否し、罪深い、不道徳 な、偶像礼拝的なものを含んでいない限り、聖徒たちの実行に順応しなければな りません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(一)」(2001年 版)メッセージ第23編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。