あなたは神もなく、希望もない者ですか? ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ2:12 その当時、あなたがたはキリストから離れ、イスラエルの国籍から 除外され、約束の契約についてはよそ者であり、この世の中で希望もなく、神も ない者でした。(13節)しかし、かつて遠く離れていたあなたがたは、今やキリス ト・イエスの中で、キリストの血によって近くなったのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 13節の初めの尊い言葉、「しかし……今や」は、今やわたしたちには希望があり、 神を持っていることを示しています。わたしたちは神にだけでなく、またキリス トに、イスラエルに、神の約束に近くされました。これは、神と神のすべての祝 福に近くなることと等しいことです。ですから、キリストの贖う血の中で、わた したちは神とイスラエルの両方に近くされたのです。 これは、わたしたちがメシアの中にいるだけでなく、メシアによって成就された 贖いの中にもいることを意味します。今もユダヤ人は、メシアが来られることを 待ち望んでいます。しかしながら、彼らは、どれほどメシアの贖いを必要として いるかを認識していません。わたしたちの以前の身分から、キリストの中のわた したちの新しい身分への移行は、実はキリストの贖いによって成就されました。 わたしたちは堕落したので、低い身分にいました。キリストがわたしたちの贖い のために十字架上で血を流された時、彼の血はわたしたちをあの低い身分から連 れ出しました。わたしたちはキリストの血によって移し変えられたので、今やキ リストの中に、また天上にいます。ですから、わたしたちは神に近いのです。わ たしたちはまたイスラエルに、神の約束に、神の祝福に近いのです。言い換えれ ば、この天の地位の中で、わたしたちは神と一であり、正当なイスラエルと一で あり、神の契約と一であり、神の祝福と一です。これが、キリストの中にあるわ たしたちの分です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(一)」(2001年 版)メッセージ第22編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。