約束と契約の違い ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ2:12 その当時、あなたがたはキリストから離れ、イスラエルの国籍か ら除外され、約束の契約についてはよそ者であり、この世の中で希望もなく、 神もない者でした。 マタイ26:28 これは、多くの人に罪の赦しを得させるために、今、注ぎ出され ているわたしの契約の血である。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 12節によれば、わたしたちは「約束の契約についてはよそ者」でもありました 。神の契約は彼の約束です。神の約束は、彼がご自身の選ばれた民のために、 ある事柄を無代価で行なうという彼の言葉です。そのような約束の言葉は、命 令、要請、叱責ではありません。神の約束に関する基本的な思想は、それが神 の言葉であるということです。その言葉がなければ、約束はありません。 最終的に、神の約束は、必要な手続きによって法定化されたので、拘束力のあ る契約となりました。旧約と新約の両方における神の約束の言葉は、法定化さ れて拘束力のある契約となりました。あなたは、神の約束を契約へと法定化す るのにどのような手続きが必要であったのかと思うかもしれません。最上の例 証は、わたしたちの罪の赦しのための主イエスの死に関するものです。主は、 ご自身が十字架上で血を流して、わたしたちは罪の赦しを受けると約束されま した。赦しの約束は、彼が血を流すことによって法定化されました。この手続 きを経て、彼の約束は契約となりました。 約束は、契約ほど人を拘束しません。人はあまり拘束されることなく、約束を することができます。しかし、いったんわたしたちが代価を払うなら、その約 束は契約となり、わたしたちは結んだ契約によって拘束されます。その代価は 、約束を契約にするための必要な手続きです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉 は、ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(一)」( 2001年版)メッセージ第22編から引用されています。いずれも日本福音書房から 出版されています。