信者たちの中への神の分与 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ1:9 みこころの奥義をわたしたちに知らせてくださいました。これは、 神がご自身の中で計画された彼の大いなる喜びによるもので、(10節)時代の満了 時のエコノミー[経綸]へ至るためです。すなわち、キリストの中で、天にある もの地にあるもの、すべてのものを、彼の中でかしらにつり上げようとされたの です。 3:2 あなたがたのために、わたしに与えられた神の恵みの執事職(経綸)につい て……。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ここの経綸は分与することを言っています。例えば、母親は毎朝、朝食の時、子 供たちに食物を分与します。子供たちが食卓に着くと、母親は彼らに栄養のある 食物を分与して食べさせます。そのような分与においては、常に正しい管理がな されます。わたしはこれを、自分の孫について観察してきました。孫たちは、わ たしよりも祖母の言うことをよく聞きます。なぜなら、彼女は彼らにごちそうを 分与する者であるからです。 すべてのものをキリストの中でかしらにつり上げることは、政府の行政によって 起こるのではありません。反対に、それは甘い執事職によって、親密な家庭の案 配によって、喜ばしい分与によって来るのです。それは、三一の神の満ちあふれ る命の供給をわたしたちの中に分与することを通して起こります。神は甘く親密 な執事職によって、彼が選んだ者たちの中にご自身を造り込んでおられます。パ ウロの務めはそのような執事職でした。それは恵みの経綸の模範、すなわち恵み としての神を彼の選ばれた者たちの中に分与することの模範でした。この恵みの 経綸によって、すなわち、神ご自身をわたしたちの享受として分与することによ って、命の要因が、選ばれた者たちの中に供給されます。命の要因が彼らの中へ 入る時、彼らは起こされ、からだの中でキリストに結び付けられます。これが、 すべてのものをキリストの中でかしらにつり上げる経綸です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(一)」(2001年 版)メッセージ第9編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。