聖くなることはわたしたちの運命である ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ1:4 すなわち、この方は、愛の中で、御前に聖く傷のない者になるよう にと、この世の基が置かれる前から、キリストの中でわたしたちを選び……。 サムエル上2:2 主のように聖なる方はありません。(新改訳) 2ペテロ1:4 彼は……尊く、際立って偉大な約束を、わたしたちに与えてくだ さいました。それは、これらの約束を通して、あなたがたが……神聖な性質にあ ずかる者となるためです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 神がわたしたちを選ばれたのは、わたしたちが聖くなるためです。聖書の「聖」 という言葉は、わたしたちの天然の観念にしたがって理解するべきではありませ ん。多くの人は、聖とは罪のないことであると考えます。この観念によれば、人 は罪を犯さないなら聖であるのです。この考えは絶対に間違っています。聖別は、 罪のないことでも完全なことでもありません。聖とは、神へと聖別され、分離さ れるだけでなく、あらゆる俗的なものとは異なっていて、区別されることを意味 します。ただ神だけが、すべてのものとは異なり、区別されています。ですから、 彼は聖です。聖は彼の性質です。 神がわたしたちを聖くされるのは、聖なる方であるご自身をわたしたちの中に分 け与えることによります。それはわたしたちの全存在が、彼の聖なる性質で浸透 され、飽和されるためです。神に選ばれた者であるわたしたちが聖くなるとは、 神の神聖な性質にあずかること、わたしたちの全存在が神ご自身で浸透されるこ とです。これは、単なる罪なき完全、罪なき純潔とは異なります。これは、わた したちの全存在を神の性質と特性の中で、神ご自身のように聖くします。ですか ら、聖であるために、わたしたちは神と一になる必要があります。なぜなら、神 だけが聖であるからです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・エペソ人への手紙(一)」(2001年 版)メッセージ第3編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。