群れを養い飼う ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ21:15 ……(シモン)ペテロは彼に言った、「はい、主よ。わたしがあな たを愛していることは、あなたがご存じです」。イエスは彼に言われた、「わた しの小羊を養いなさい。(16節)イエスはまた二度目に彼に言われた、「ヨハネの 子シモンよ、あなたはわたしを愛するか?」。ペテロは彼に言った、「はい、主 よ。わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」。イエスは彼に 言われた、「わたしの羊を飼いなさい」。(17節)……そして彼はイエスに言った、 「主よ、あなたはすべての事をご存じです。わたしがあなたを愛していることは、 あなたがご存じです」。イエスは彼に言われた、「わたしの羊を養いなさい」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 主イエスはご自身に対するペテロの愛を回復した後、彼に命じて、「わたしの小 羊を養いなさい」、「わたしの羊を飼いなさい」、「わたしの羊を養いなさい」 と言われました。ここの小羊を養うことは、内なる命の豊富(内住のキリストの 命)をもって養うことです。人を養うために、わたしたちは、主の神聖な命の豊 富を享受する必要があります。このためには、わたしたちが彼を愛する必要があ ります。主を信じるとは彼を受け入れることであり、主を愛するとは彼を享受す ることです。主はわたしたちの命また命の供給として来られました。わたしたち は、彼にある信仰と、彼に対する愛を持つ必要があります。 小羊を養うことは、内なる命の豊富をもって養うことにより、そして羊を飼うこ とは、召会を建造するためです。飼うことは、「羊の群れ」(10:14、16)、すな わち教会のためです(使徒20:28)。ですから、それは神の建造と関係があります( マタイ16:18)。養うことによる成長は建造のためです。今日、小羊を養うことと 羊を飼うことによって、主は教会の建造のためにわたしたちと共に働いておられ ます。 飼うことは羊を顧みることを意味し、養うことは羊に食物を供給することを意味 します。今日わたしたちは主に仕えている間、主の羊を顧みるだけでなく、彼ら を霊的な食物で養わなければなりません。兄弟姉妹を顧み、世話をするだけでは 十分ではありません。わたしたちはまた彼らを養わなければなりません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第49編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。