神だけが光である ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 詩篇36:9 いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちにに光を見 るからです。(新改訳) ヨハネ1:5 光は暗やみの中に輝いている。そして暗やみはそれに打ち勝たなかった。 8:12 こうして、イエスは再び彼らに語って言われた、「わたしは世の光である。 わたしに従う者は、決して暗やみの中を歩くことがなく、命の光を持つ」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― あなたが人と口論になりそうなときはいつであっても、あなたは直接この人を取 り扱おうとしているのか、それともまずあなたは神に向きを変えたのかを、最初 に調べるべきです。そうすれば、あなたは心を神に向けながら、この人を取り扱 うことができます。あなたの心が神に向かう時はじめて、照らしがあり、正確に 見ることができます。そうでなければ、あなたは愚かに語り、愚かに言い争うで しょう。あなたは間違いをすべて他の人になすりつけることでしょう。そして自 分は正しいと主張するのです。もしあなたの心が神に向かうなら、多くの争いは 少しも問題にならなくなるでしょう。 それだけではありません。主に仕えることを学ぶ人にとって、注意すべきことが もう一つあります。人や事物、問題は言うまでもなく、主に対する奉仕や神がわ たしたちに下さった賜物や才能でさえ、わたしたちの暗やみになりかねないとい うことです。神があなたをどれほど用いようと、どれほど多くの賜物と力を与え ようと、それらは容易にあなたと神との関係を断ちます。わたしたちの心が働き や賜物の上に置かれている時、もしわたしたちの働きに成果があるなら、それこ そ大変危険な時です。それは暗やみに陥りやすい時であることを、わたしたちは 知らなければなりません。なぜなら、それらは決して光ではないからです。ただ 神だけが光であるからです。神以外に光はありません。あなたの心が神以外のも のにあるなら、たとえそれが良いものであっても、あなたは神を見いだせなくな ります。ですから、わたしたちは決して働きや賜物に、また働きの成果などに心 を奪われてはなりません。わたしたちの心は必ず神に向かっているべきです。そ れでこそわたしたちは光を得、見ることができるのです。 兄弟姉妹よ、あなたの心は正しく、純粋でなければなりません。あなたの心はた だ神に向かっていなければなりません。あなたの心が神に向いていないなら、あ なたは必ず暗やみの中にいるのです。それは最も哀れな状態です。あなたの心が 神に向かうなら、あなたは光を見いだします。光があれば、正しくない状態は自 然にあなたから離れていきます。心が正しければ、光があります。その光は、あ なたを間違いから救い出してくれます。光に照らされれば照らされるほど、あな たは誤りから離れることができます。それは、あなたが光の中にいる人であるこ との証拠です。ですから、すべて光を求める人は、まず自分の心を対処しなけれ ばなりません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第37巻「一般的なメッセージ(一)」(1998年版)メッセー ジ第13編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。