ロゴスとレーマ ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ3:16 知恵を尽くして、キリストの言(ロゴス)をあなたがたの内に豊か に住まわせ、詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに教え戒め合い、恵みの中で、 心から神に向かって歌いなさい。 ヨハネ15:7 あなたがたがわたしの中に住んでおり、わたしの言葉(レーマ)があ なたがたの中に住んでいるなら、何でも望むものを求めなさい。そうすれば、そ れはあなたがたにかなえられる。 エペソ6:17 また救いのかぶとを受け取りなさい。さらにその霊の剣、すなわち 霊である神の言葉(レーマ)を……受け取りなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 二つのギリシャ語、ロゴスとレーマは、英語で「言葉」と訳されています。ロゴ スとは、書かれた聖書の言葉であり、わたしたちの奥義的な主を表現し、説明し、 定義します。レーマとは、わたしたちがそれを必要としているその時に、キリス トの霊によってわたしたちの内側で語られる言葉です。その霊はわたしたちの内 側におられて、わたしたちの必要に応じるために、時機を得た時に、生きた言葉 をわたしたちに与えてくださいます。 内側でレーマを語るその霊は、書かれたロゴスと異なる事を語ることは決してあ りません。外なるロゴスと内なるレーマとは、常に互いに一致します。おそらく、 あなたは今朝、書かれたロゴスを読みましたが、それを理解し損なうか、あるい はそれを生きた方法で自分に適用し損なったことでしょう。あなたが働いている 時、その霊は言葉をもって内側からあなたに油を塗り、正しい意味と正しい強調 点をさえ与えられるでしょう。今や、外側の書かれた言葉は、あなたの霊の中で 生ける言葉となります。あなたはそれを経験し、自分の生活に適用することがで きます。このようにして、ロゴスはレーマとなり、外なる言葉が内なる言葉とな ります。 わたしたちは内側の生けるレーマに注意し、それにわたしたちの内側で完全に道 を得させる必要があります。生ける言葉にわたしたちの内側で自由な道を得させ るために、わたしたちはそれと共に進んで行かなければなりません。内側のレー マに集中することは、生ける主をわたしたちの霊の中で、わたしたちにとってと ても実際的にするでしょう。それはキリストをとても便利で、実行的なものとす るでしょう。わたしたちは、内側でわたしたちを活気づける主の動きと働きを感 じるでしょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第34編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。