わたしたちの中で語るキリスト ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ14:15 あなたがたは、わたしを愛するなら、わたしの戒めを守るであろ う。(21節)わたしの戒めを持ち、それを守る者は、わたしを愛する者である。わ たしを愛する者は、わたしの父に愛される。わたしも彼を愛して、わたし自身を 彼に現す。(23節)イエスは彼に答えて言われた、「だれでもわたしを愛する者は、 わたしの言を守る。そしてわたしの父は彼を愛され、わたしたちは彼の所へ行っ て、彼と共に住まいを造る」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― わたしたちの内側の生けるキリストは、絶えず語られます。彼は決して語ること をやめられません。わたしたちが依然として多くの否定的な事柄の状況の中にい るという事実に基づいて、ほとんどの時、この生けるキリストはただ一つの言葉、 「ノー」だけを語ります。ある姉妹が「デパートへ靴を買いに行こう」と言うと、 主は「ノー」と言われます。兄弟がある人に語ることを願うと、内住のキリスト は「ノー」と言われます。 主の戒めを守るなら、わたしたちは御父と御子によって愛され、御子はご自身を わたしたちに現されます。わたしに言ってもらいたいのですが、あなたの経験に よれば、主があなたに「ノー」と言われて、あなたが彼に従った時、その結果は どうであったでしょうか? あなたは直ちに主の臨在の中にいることを見いだし ました。しかし、もしその小さな「ノー」という言葉を顧みないなら、わたした ちは主の臨在を失うでしょう。わたしたちが彼の語りかけに聞き従い、彼の戒め を守る時はいつでも、彼の臨在は直ちに強化され、とても甘く、尊く、潤し、強 化し、照らし、養うものになります。これが内住のキリストの現れです。 あなたは次のように尋ねるかもしれません、「彼はわたしに内住しているのです から、すでにここにおられます。なぜ彼は、ご自身を現されると言うのでしょう か?」。その理由は、多くの時、内住のキリストが消え去ってしまうからです。 彼はあなたに内住しておられますが、彼があなたの内なる感覚から現れるか消え るかは、あなたが彼の言葉に聞き従うかどうかによります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第32編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。