人は三部分を持っている(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ5:23 そして平和の神ご自身が、あなたがたを徹底的に聖別し、あ なたがたの霊と魂と体とを完全に守って……。 マタイ10:28 体を殺しても、魂(ギリシャ語ではプシュケー)を殺すことのでき ない者たちを恐れてはならない。むしろ、魂も体も滅ぼすことのできる方を恐れ なさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) 人種、国籍にかかわらず、すべての人は神の器です。神の言葉である聖書は、こ の器を三部分に分けています。それは、霊と魂と体です。だれでも自分の体のこ とはわかります。それは触れることができ、実際的であり、一時的なものですか ら、それは科学的に研究することができます。科学の教授は分析表を取り出し、 人は多くの水分、窒素、炭素、その他のさまざまな要素で構成されていると指摘 することでしょう。命を少しでも長く延ばそうと人は追求しましたが、すべての 人の最後は死であるということは、承認するほかどうしようもありません。人に 対する神の目的は、人の体に焦点づけられているのではありません。 このようにして調べた後、心理学者は次のように言うかもしれません、「人には 体以外に内側の隠された部分があります。人には考える器官である『思い』があ ります。また愛したり憎んだり憂うつになったり興奮したりする、内側に感じる 機能である『感情』があります。また『意志』があります。これは決定を下す機 能です。わたしたちの内側の自己、心理的自己が真の自己であって、体はわたし たちという存在の外側の殻にすぎないのです」。精神医学(psychiatry)や心理学 (psychology)などのような英語の語源である「psyche」は、「魂」を意味するギ リシャ語から来ています。心理学は魂の学問です。思い、意志、感情という三つ の機能は人格を構成するものであって、単に人の魂の構成要素であるにすぎませ ん。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「人生の奥義」(1990年版)から引用されています。いずれ も日本福音書房から出版されています。