恵みはわたしたちの霊と共にある ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ピリピ4:23 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にありますように。 2テモテ4:22 主があなたの霊と共におられますように。恵みがあなたと共にあ りますように。 ヨハネ3:6 肉から生まれるのは肉であり、その霊から生まれるのは霊である。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― パウロが「主イエス・キリストの恵みがあなたがたの霊と共にありますように」 と言う時、彼の意味することは、イエス・キリストの霊の満ちあふれる供給によ って、また満ちあふれる供給を通して、三一の神の供給と享受とがわたしたちと 共にあるということです。そのような供給を持つとき、わたしたちは三一の神を 一日中、享受し経験するのです。ここの霊は、わたしたちの再生され、キリスト の霊によって内住された霊です。わたしたちがパウロの経験したようにキリスト を享受し経験するのは、わたしたちのこの霊においてです。多くのクリスチャン は今日、再生された霊の目標を見失っています。彼らは聖霊について多く語りま す。しかし、人の霊については語りません。再生された人の霊を無視するために、 キリストの経験、すべてを含む恵みを享受する経験が非常に乏しいのです。 もしわたしたちの霊と共にある恵みを享受しようとするなら、わたしたちは自分 の霊を活用する必要があります。霊を活用する方法は、祈ること、御言葉を祈り 読みすること、主イエスの御名を呼び求めることです。わたしたちが主イエスを 呼び求め、あるいは父なる神に祈る時はいつも、わたしたちは自動的に自分の霊 を働かせます。わたしたちが主を呼び求め、正当な方法で祈り、御言葉を祈り読 みするとき、わたしたちは真に自分の霊を活用します。このようにわたしたちの 霊を活用することは、わたしたちの霊と共にある恵みを享受する秘訣です。ああ、 わたしたちはみな主を享受するため、霊をさらに働かせる必要があります! わたしたちは、人が三部分を持っていることを知っています。すなわち、霊、魂、 体です。体の訓練はどうしても必要であり、また有益です。わたしたちは体を動 かすと、夜よく眠ります。魂、特に思いを働かせることについて語る必要は、ほ とんどありません。なぜなら、これは学校でとても強調されているからです。し かし、霊を訓練しなければならないことを強調する必要は大いにあります。教会 は、わたしたちが自分の霊を訓練することのできる霊の体育館です。わたしたち が霊を訓練すればするほど、さらに一層わたしたちの全存在は健康になり、強く なるでしょう。わたしたちの体は健康になり、わたしたちの思いは冷静で鋭くな り、わたしたちの霊は活力を与えられるでしょう。繰り返して言いますが、霊の 訓練は、すべてを含む霊としての三一の神である恵みそのものにあずかる秘訣、 唯一の方法です。彼を享受するとき、わたしたちの霊、わたしたちの全存在は健 康になり、強くなります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ピリピ人への手紙(三)」(1981年版)メ ッセージ31から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。