死から平然と歩いて出て来られる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ20:6 シモン・ペテロも彼に続いてやって来て、墓に入って。そして見る と、亜麻布がそこに置いてあり、(7節)イエスの頭を覆っていた布は、亜麻布と 一緒ではなく、離れた所に巻かれていた。 使徒2:24 この方を、神は死の苦痛から解き放って、復活させました。イエスが 死に捕らえられていることは、あり得ないからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― わたしはある時点で、主が死に対して次のように言われたと信じます、「死よ、 おまえの時は終わった。今やわたしは復活し、おまえの支配地から出て行き、包 んでいる布をわたしの体から取り除き、あらゆるものを整然と置き、それを墓の 中に残しておいて、わたしが自ら死人の中から復活したことの証しとしよう」。 そして主は死に対して別れを言い、立ち去られました。主はあわてませんでした。 誘拐された被害者が、釈放された後に急いで逃げるように、主は興奮して墓から 走り去ったのではありません。違います。主は平静であり、とても安らいでおら れました。 彼はただ死をよくよく見つめて、それが自分に何をする力もないことを見いださ れたでしょう。死は全力を尽くして彼をとどめようとしましたが、これは不可能 でした。主はいとも簡単に、包んでいる布を取り除き、布をたたみ、それらを整 然と置かれました。死は、彼がたやすくこれを行なわれるのを見ていました。主 は恐れず、何ものも主を脅かしませんでした。主は言われたでしょう、「死よ、 わたしは自分の使命を終えた。おまえはわたしに何をすることもできないし、わ たしはおまえを恐れない。今や、わたしがおまえの支配地から立ち去る時だ。わ たしは急ぎはしない。もしそうしようと思えば、わたしはここにもう一日とどま ることもできるが、今は去る時である」。これが、主が死人から復活された時の 真の状況でした。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第44編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。