わたしたちが赦すのと同じように、神もまた赦してくださる(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ6:12 わたしたちが自分に負債のある者を赦したように、わたしたちの負 債も赦してください。 1テモテ1:19 信仰と正しい良心を保って戦いなさい。ある者は、それらを投げ 捨てたために、その信仰について破船してしまいました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) 毎日毎日わたしたちには神に対して多くの負債があります。必ずしも罪とは言え ないまでも、多くの面でやはり負債があります。当然なすべきことをなさず、言 うべきことを言わないのは、負債です。ですから、わたしたちが神の御前でとが めのない良心を保つことは、そんなに容易ではありません。毎晩わたしたちは眠 ろうとする時、今日一日のうちにあった幾つかの事で、神に対して申し訳なかっ た事を思い出します。わたしたちが神に赦しを求め、わたしたちの負債を赦して いただく時、はじめてわたしたちはとがめのない良心を持つことができます。こ れは非常に重要です。神がわたしたちの負債を赦すことは、わたしたちの罪を赦 すことと同様です。こうしてこそ、わたしたちはとがめのない良心を持つことが でき、神の御前にやましくない生活をすることができます。多くの兄弟姉妹はみ な、このような経験をしていることでしょう。どんな時であれ、良心に漏れがあ れば、信仰はなくなってしまいます。わたしたちの良心にはどんな漏れがあって もなりません。 パウロは信仰と正しい良心に関して、ある者はそれらを投げ捨てたために、その 信仰について破船してしまったと言いました(1テモテ1:9)。良心は船と同様、 少しの漏れもあってはなりません。良心に漏れる穴があると、信仰は失せ去って しまいます。良心に負債やとがめがあってはなりません。良心に一つのとがめが あれば、一つの漏れる穴があります。まず漏れるのは、わたしたちの信仰です。 良心に一つの漏れる穴があれば、どんなに信じようとしても、信じることができ ません。良心に一つの責める声がある時、すぐに信仰が漏れてしまいます。です から、兄弟姉妹よ、わたしたちはとがめのない良心を保たなければなりません。 わたしたちは神の御前で、わたしたちの負債を赦してくださるように求めるべき です。これは非常に重要な問題です。これは、わたしたちが永遠の命を得ること に関する問題ではありませんが、わたしたちの交わりに関する問題、神の管理に 関する問題です。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第22巻「教会の祈りの務め」(1996年版)メッセージ第2 編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。