主の御名を聖とする ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ6:9 そこであなたがたは、このように祈りなさい。天におられるわたし たちの父よ、あなたの御名が聖とされますように。 ピリピ2:10 それは、天にあるもの、地上にあるもの、地下にあるものが、イエ スの御名の中で、すべてがひざをかがめるためであり、(11節)そしてあらゆる舌 が、「イエス・キリストは主である」と公に言い表し、父なる神の栄光となるた めです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 「あなたの御名が聖とされますように!」。神には今日、一つの願いがあります。 それは、人によって神の御名が聖とされるよう、わたしたちすべてが祈ることで す。神の御名は、御使いたちの間では高く揚げられています。しかし地上では、 人は神の御名を勝手気ままに使っています。人がみだりに御名を唱える時、神は 天から雷を落として怒りを爆発させるようなことはなさいません。神はご自身を 隠して、あたかもおられないかのようです。しかし神は、神の子供たちが「あな たの御名が聖とされますように」と祈ることを求めています。兄弟姉妹よ、もし あなたが神を愛し、神を知るなら、神の御名が聖とされることを願うことでしょ う。もしだれかが神の御名をみだりに唱えたりしたら、あなたはつらさを感じま す。そして、あなたの心の願いはさらに強くなり、必死になって祈ることでしょ う、「あなたの御名が聖とされますように」。ある日、人はこの御名を聖とする ようになり、御名をみだりに唱えることはなくなるでしょう。 「あなたの御名が聖とされますように!」。神の御名は、ただわたしたちが口で 呼ぶだけのものではありません。それは、わたしたちが主から得た大きな啓示で す。神の御名は、聖書の中では、神がご自身に関する啓示を人に対して表明する ために用いられ、わたしたちに彼に関するすべての事を知らせます。神の御名は 神の性質を説明し、神の完全さを啓示します。これは、人の魂が理解できるもの ではなく、主がわたしたちに啓示してくださるものです(ヨハネ17:6)。主は言わ れました、「わたしはあなたの御名を彼らに知らせました。また、これからも知 らせます。それは、あなたがわたしを愛してくださった愛が彼らの中にあり、わ たしも彼らの中にいるようになるためです」(ヨハネ17:26)。ここで告げている ように、わたしたちが神の御名を認識するには、主がわたしたちにそれを何度も 何度も知らせてくださる必要があります。 「あなたの御名が聖とされますように!」。これは、わたしたちの心の願いであ るだけでなく、また父に向かっての礼拝でもあります。わたしたちは神に栄光を 帰すべきです。わたしたちは必ず賛美をもって祈りを始めるべきです。わたした ちは、彼からのあわれみと恵みを望む前に、まず神に栄光を帰し、ご自身に関す る完全な賛美を神に受けていただくべきです。それから、わたしたちは神から恵 みを受けるべきです。兄弟姉妹よ、わたしたちは覚えておかなければなりません が、わたしたちの祈りにおける主要なこと、究極の目的は、神が栄光を得られる ことです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第22巻「教会の祈りの務め」(1996年版)メッセージ第2 編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。