祈りはわたしたちの意志を神のみこころに結合させることである 

――――――――――――――聖書の節（回復訳）―――――――――――― 
マタイ18:18　まことに、わたしはあなたがたに言う、あなたがたが地上で縛る 
ものはすべて、天で縛られていたものであり、あなたがたが地上で解くものはす 
べて、天で解かれていたものである。 
ヨハネ17:17　だれでも彼のみこころを行なおうとするなら、その教えについて、 
それが神からのものか、それともわたしが自分から語っているのかを知るであろ 
う。 

―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 
わたしたちは、神が人を創造された目的は、人が彼と一つになり、サタンとその 
わざを滅ぼすためであったことを知っています。人は自由意志を持っています。 
神の意図は、人が自分の意志を神に結合させて、サタンの意志に対抗するのを願 
うことです。これが創造の目的であり、また贖いの目的でもあります。 

主イエスの生涯は、このことを明らかにしています。わたしたちはその理由を知 
りませんが、神が単独で行動されないことを知っています。もし神の民が神に同 
意せず、自分の意志を服従させず、祈りにおいて神との一を表現しないなら、神 
は単独で何かを行なうよりは、むしろ遅れさせ、手を引かれるでしょう。神はご 
自身の民に大いなる誉れを示され、彼らが彼と共に働くことを許されました。彼 
は全能の方ですが、喜んでご自身の子供たちによって制限されます。彼はご自身 
のみこころに対して熱心ですが、もし彼の民がご自身のみこころを軽んじ、彼に 
同意せず、彼と共に働かないのであれば、彼はサタンの邪悪な陰謀がはびこるま 
まにされます。おお！　もし神の子供たちが今のように冷淡でなく、彼らが自分 
自身を停止させ、神のみこころに服従し、神の栄光を顧み、神の言葉を守ること 
をさらに願うなら、神がこの時代において達成することを願われる神の永遠の目 
的は、もっと早く成就するでしょう。教会もまた、これほどの混乱にはなく、罪 
人はこれほどにはかたくなでなく、主イエスはもっと早く戻られ、天の王国はも 
っと早く下ってきて、サタンと彼の軍隊はもっと早くアビスに投げ入れられ、エ 
ホバを知る知識はもっと早く全地に広まることでしょう。信者たちがあまりにも 
自分自身を顧み、神と共に働かないために、こんなにも多くの敵と不法が縛られ 
ないままになっており、またこんなにも多くの罪人と恵みが解かれていないので 
す。おお、天はあまりにも地上の人によって制限されています！ 

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 
ウオッチマン・ニー全集第八巻「現在の証し(一)」(1995年版) 第一号「祈りと 
は何か」から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています