御言葉はわたしたちを子たちとする ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1ペテロ1:23 あなたがたが再生されたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない 種から、すなわち、神の生きている、存続する言(ロゴス)によるのです。 ヨハネ17:8 なぜなら、わたしはあなたが与えてくださった言葉(レーマ)を、彼 らに与えたからです。そして彼らはそれを受けて、わたしがあなたから出て来た ことを真に知り、あなたがわたしを遣わされたことを信じたからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 聖書に書かれている言葉はロゴスです。しかし、あなたがロゴスを読む時、その 霊が一つの文章、一つの句、あるいは一語さえ用いて、あなたに霊感を与えられ る時、その言葉は即時的な言葉、レーマとなります。例えば、ヨハネによる福音 書第3章16節は、ロゴスです。ある日、あなたがこの節を読んだ時、突然、「神 は……世の人を愛された」という言葉が際立ってきて、あなたは、「ああ、神は そんなにもわたしを愛されたのだ!」と言います。このことによって、どのよう にして恒常的な言葉が即時的な言葉となるのか、すなわちどのようにしてロゴス がレーマとなるのかがわかります。 恒常的な言葉と即時的な言葉、すなわちロゴスとレーマは、いずれも、これらの 言葉を受け入れる信者たちの中に永遠の命を分け与えるためにあります。御父の 言葉は、おもに教えや教示のためにあるのではありません。それらはおもに信者 たちの中に命を与えるためにあるのです。「神は世の人を愛された」という言葉 が、あなたに対して際立ったものとなり、あなたが霊感を受けて、「神を賛美し ます。あなたはわたしを愛してくださいました」と言った時、直ちに命があなた の中へ分け与えられました。あなたは御父の命を受けました。わたしたちは御父 の命を持つ時、御父を持ち、御父を享受します。 わたしたちは神の言葉を受け入れた時、その言葉によって再生されて、神の子た ちとなりました。このようにして、神はわたしたちの父となられ、わたしたちは 神の子たちとなりました。主が来られたのは、彼の弟子たちに、神が御父、すな わち命の源であって、無数の子たちを生み出そうとしておられることを啓示する ためでした。ですから、主は弟子たちに神の言葉をもたらしました。彼らは、御 言葉を受け入れることによって、神の再生された子たちとなりました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第39編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。