神を「アバ、父よ」と呼ぶ ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ8:15 あなたがたは、再び恐れを抱かせる奴隷の霊を受けたのではなく、 子たる身分の霊を受けたのであり、この霊の中で、わたしたちは「アバ、父よ!」 と叫ぶのです。 ガラテヤ4:6 そして、あなたがたは子たちであるのですから、神はわたしたち の心の中へ、「アバ、父よ!」と叫ぶ御子の霊を遣わされたのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 主が神を、多くの子たちを再生する御父として啓示するのは、新約においてです。 彼は命の源です。ですから、彼は御父です。彼の命で再生することによって無数 の子たちを生み出すことが、彼の意図です。神は御父です。なぜなら、彼はご自 身の命で多くの民を生み、彼らをご自身の子供たちまた息子たちとされるからで す。 わたしたちは彼から生まれ、彼の命を持っているので、彼を御父と呼びます。神 をわたしたちの父と呼び、「アバ、父よ」と呼ぶことは、何と甘いことでしょう!  全世界において、小さい子供たちは親を呼ぶ時、「パパ」や「ママ」のように、 二重音の名称を使います。「パ」や「マ」と言うのは、あまり親密ではありませ ん。しかし、「パパ」や「ママ」は親密です。あらゆる種族において、子供たち は父親を「パパ」と呼んだり、「ババ」と呼んだり、あるいは幾らか似た言葉で 呼びます。もしわたしがわたしの父から生まれたのではないのに、彼をパパと呼 ばなければならないとしたら、とてもぎこちないでしょう。あなたの義理の父を このように呼ぶことでさえ、それはぎこちないでしょう。それはあまり甘くない でしょう。 神はあなたの義理の父ではありません。彼はあなたの父、命におけるあなたの父 です。神は命におけるわたしたちの父ですから、「アバ、父よ」と言って呼ぶの はとても甘いのです。あなたはこの甘さを感じる時、自分が彼の子供であり、彼 が真に命において自分の父であることを知ります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第39編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。