復活は神の義認のしるしである ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ2:19 イエスは彼らに答えて言われた、「この宮を壊しなさい。そうすれ ば、わたしは三日のうちにそれを興す」。(21節)しかし、イエスはご自分の体の 宮のことを言われたのであった。(22節)こういうわけで、イエスが死人の中から 復活させられた時、弟子たちは、彼がこう言われたことを思い出して……。 使徒2:32 このイエスを、神は復活させました……。 使徒3:15 あなたがたは命の創始者を殺しましたが、神は彼を死人の中から復活 させました。わたしたちは、そのことの証し人です。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 新約によれば、主の復活は二つの方法で述べられています。まず、主イエスはご 自身を復活させたこと、すなわち彼はご自身をよみがえらせたことが、告げられ ています。他方において、新約はわたしたちに、彼が神によって復活させられた ことを告げています。一方において、主はご自身を復活させました。他方におい て、彼は神によって死人の中から復活させられました。主がご自身を復活させた ことは、彼の命の力、彼の復活の命における能力を示します。しかし、神が彼を 死人の中から復活させられたことは、彼が神によって義とされ、立証されたこと の一つのしるしでした。主が何であられるかということと、主が地上で行なわれ たことを、神が義としたという証拠として、神はキリストを死人の中から復活さ せたのです。人・救い主は、他の人たちが奇妙だと思うような方法で生活されま した。彼の生活の仕方は、絶対的に宗教、文化、社会と異なっていました。彼は 全く普通でない方法で生活し、働かれました。もし神がやって来て彼を死人の中 から復活させなかったとしたら、これは神が彼を義としなかったことを意味しま す。しかし、神がキリストを死人の中から復活させたことは、神の義認と立証の 一つのしるしでした。 ローマ人への手紙第4章25節は、キリストが「わたしたちの違犯のために渡され、 わたしたちが義とされるために復活させられました」と言います。キリストの死 は、神の義の要求を成就し、満たしました。それは、わたしたちが彼の死を通し て神によって義とされるためです(ローマ3:24)。キリストの復活は、わたしたち のためにキリストが死なれたことに、神が満足しておられることの証拠です。 もしキリストが十字架上で死なれ、そこにおいて神によって裁かれたのに、死人 の中から復活させられなかったとしたら、神によって義認も立証も彼に与えられ なかったでしょう。それはわたしたちの救いに影響を与えたことでしょう。なぜ なら、そのような場合、彼の死には神の立証がなかったことになるからです。し かし、神は死においてキリストを裁き、それから彼を死人の中から復活させまし た。神がキリストを死人の中から復活させたことは、キリストが何であるかとい うことと、キリストが行なった事についての、神の義認と立証でした。このこと からわたしたちは、キリストがわたしたちのために十字架上で行なわれたことを 神が受け入れられたという確信を持つのです。わたしたちはキリストの死のゆえ に、神によって義とされています。そして、復活された方であるキリストにおい て、わたしたちは神の御前に受け入れられています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカの福音書(四)」(1988年版)メッセ ージ54から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。