今日の麻痺しているこの世についての警告 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ17:25 しかし、彼はまず多くの苦しみを受け、この世代に拒絶されなけれ ばならない。(26節)ノアの日に起こったことが、人の子の日にもあるだろう。 (27節)人々は食べ、飲み、めとり、嫁いでいたが、ノアが箱舟に入った日に、洪 水が来て彼らにすべてを滅ぼした。(28節)ロトの日にも、同じようなことが起こっ た。人々は食べ、飲み、買い、売り、植え、建てていた。(29節)しかし、ロトが ソドムから脱出したその日に、天から火と硫黄が降ってきて、彼らすべてを滅ぼ した。(30節)人の子が現れる日にも、同じようになるであろう。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ノアの日には、ある状態が存在しました。人々は食べること、飲むこと、めとる こと、嫁ぐことにより麻痺させられていました。なおまた、彼らは洪水が来て彼 らを運び去るまで気が付きませんでした。それは人の子の日にも同じでしょう。 人々は、(洪水によって象徴される)神の裁きが主の到来によって彼らの上に臨 むことを知らずに、現在の生活の必要によって麻痺させられているでしょう。し かしながら、信者たちは麻酔を解かれて、主が来られてこの腐敗した世に対する 裁きを執行しようとしていることを冷静に知るべきです。 食べること、飲むこと、結婚は、もともと人の生存のため神によって定められま した。しかし、人の欲に基づき、サタンは人間生活のこれらの必要を利用して、 人を占有し、神の権益から遠ざけました。この時代の終わりに当たり、この状況 は強まり、人の子の日の間にそれは頂点に達するでしょう。ロトの日の特徴は、 食べること、飲むこと、買うこと、売ること、植えること、建てることでした。 これら最後の四つの特徴は、仕事を示します。今日のこの世の特徴を考えてご覧 なさい。この時代の特徴は、食べること、飲むこと、めとること、嫁ぐこと、買 うこと、売ること、植えること、建てることです。 洪水前のノアの世代とソドムの破壊前のロトの世代とを麻ひさせた邪悪な生活の 状態は、主のパル−シア(臨在、到来)と大患難との前の人の危険な状態を描写 しています(マタイ24:3,21)。わたしたちが勝利者の携え上げにあずかって、 主のパル−シアを享受し、大患難を免れるには、今日の人の生活の麻痺させる影 響力に打ち勝たなければなりません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカの福音書(三)」(1987年版)メッセ ージ39から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。