証しすることに対して忠信である ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1コリント9:19 わたしはすべてに対して自由ですが、すべてに自ら奴隷となっ ています。それは、もっと多くの人を得るためです。(22節)……何とかして幾人 かを救うためです。 使徒26:16 起きなさい。そしてあなたの足で立ちなさい。わたしがあなたに現れ たのは、わたしを見た事と、わたしがあなたに現そうとしている事について、あ なたを奉仕者、証し人として任じるためである。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― D・L・ムーディは、人を救いに導く力のある人でした。彼には一つの決まりが ありました。それは、その日にメッセージをしていてもいなくても、一日に少な くても一人に福音を語るというものです。ある日、彼はベッドに入ってから、そ の日はまだ福音を伝えていないことを思い出しました。どうしたらよいでしょう か? 彼は起きて服を着ると、人を捜しに外へ行きました。時計を見ると、もう 真夜中になっており、通りにはだれもいませんでした。こんな時にどこへ行けば 人がいるのでしょうか? 仕方なく、彼は夜勤の警官の所に行って、「主を信じ なさい」と勧めました。その警官は、ちょうどその時、ある事で機嫌が悪かった ので、怒って、「この真夜中に何もしないで、イエスを信じろと勧めに来るとは、 あなたは何者だ」とののしりました。ムーディは彼にニ、三句の言葉を語ってか ら帰りました。しかし、その警官はムーディの言葉に感動し、ニ、三日後、ムー ディの所にやって来て、救われたのです。 わたしたちは福音の火を掲げて、わたしたちの周りのすべての人をともさなけれ ばなりません。すべてのクリスチャンが出て行って、他の人をともしますように。 福音の証しは、主が戻ってこられるまで、わたしたちから出ていく必要がありま す。わたしたちの目の前にいる多くの人たちは、救いを必要としています。わた したちは最善を尽くして、彼らに証しをし、彼らをキリストに導かなければなり ません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウォッチマン・ニー全集第49巻「初心者を成就するメッセージ(ニ)」(1999年版) メッセージ第18編から引用されています。いずれも福音書房から出版されています。