思い煩わない ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ12:22 イエスはまた弟子たちに言われた、「だから、わたしはあなたがた に言う。自分の命のために何を食べようかと、また自分の体のために何を着よう かと、思い煩ってはならない。(23節)命は食物にまさり、体は衣服にまさるから である。(24節)からすのことを考えてみなさい。それらはまくことも刈ることも しないし、倉も納屋もない。それなのに、神はそれらを養っておられる。あなた がたは鳥よりも、どんなにか貴重であることだろう! (29節)だからあなたがた は、何を食べようか、何を飲もうかと求めるな。また心配するな。(30節)なぜな ら、これらの物はすべて、この世の異邦人が切に求めているからである。あなた がたの父は、これらの物があなたがたに必要であることを、ご存じなのである。 (31節)しかし、彼の王国を求めなさい。そうすれば、それらの物は加えて与えら れる。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ルカによる福音書第12章22節に始まり、主は弟子たちに、彼らの生活について思 い煩わないようにと命じられました。わたしたちの天の父がわたしたちを顧みて くださるのだから、わたしたちは食物や衣服について思い煩う必要はありません。 第12章31節で主は言われます、「しかし、彼の王国を求めなさい。そうすれば、 それらの物は加えて与えられる」。わたしたちは、実は新約のヨベルである神の 王国を求めるべきです。もしわたしたちがヨベルを求めているとしたら、御父は わたしたちに食物と衣服を与えてくださいます。彼はこれらの物をわたしたちに 加えてくださいます。主は、わたしたちの父がわたしたちに王国を賜ることを喜 ばれると言われます(32節)。確かに、彼はわたしたちの必要を決してお忘れにな りません。主ははっきりと言っておられます、「あなたがたの父は、これらの物 があなたがたに必要であることを、ご存じなのである」(30節)。わたしたちはヨ ベル、すなわち王国のためにここにいるのです。御父がわたしたちに王国を賜る ことを喜ばれるからには、確かに彼はわたしたちの物質上の必要を顧みられます。 こういうわけで、わたしたちは心配したり思い煩ったりする必要はありません。 あなたがたのうちの何人かは、主に全時間で奉仕する考えを持っていることでし ょう。もしあなたが主に全時間で奉仕したいという内側に深い願いがあるとした ら、わたしはあなたにそうすることを勧めます。あなたの仕事という「舟」を脱 して、水中に飛び込みなさい。そうすれば、あなたは「おぼれる」かどうかわか ります。わたしの経験では、わたしが舟を離れた後、主はわたしをおぼれさせた りはしませんでした。わたしたちはみな生活の思い煩いから救われる必要があり ます。わたしたちは食物や衣服について思い煩う必要はありません。これらの必 要が満たされることは、神の信実にかかっています。彼は信実です。ですから、 わたしたちは自分の必要とするものについては、彼を仰ぎ望むべきです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカの福音書(三)」(1987年版)メッセ ージ29から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。