罪から解放される

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
ローマ8:1　そこで今や、キリスト・イエスの中にある者には、罪定めがありま
せん。(2節)なぜなら、命の霊の法則が、キリスト・イエスの中で、罪と死の法
則から、わたしを解放したからです。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
主を信じても、多くの人は罪から解放されないばかりか、しばしば罪悪の中に陥
っています。間違いなく彼らは救われていますし、主に属する者ですし、彼らの
中にはすでに永遠の命があります。しかし、彼らはしばしば罪に妨げられて、自
分が願うようには主に仕えることができないでいます。神に照らされた人は、敏
感な良心を持っています。彼には罪の感覚があり、内側には罪を罪定めする命が
あります。しかしながら、彼はなおも罪によって悩まされるかもしれません。こ
うして、失望と落胆が生じます。これは確かにとても苦しい経験です。

多くのクリスチャンは罪に打ち勝とうと思います。ある人は、罪を拒みさえすれ
ば罪を離れることができると思って、力を尽くして罪の誘惑を拒絶しようと思い
ます。ある人は、罪に打ち勝つ必要があると思っているので、罪と争って、それ
に勝とうと思います。ある人は、罪が彼を不自由にしているので、努力し奮闘す
れば罪のなわめから解かれるとして、力の限り奮闘します。

しかしながら、これらはすべて人の考えであり、神の言葉ではなく、神の教えで
もありません。これらの方法はすべて、人を勝利へと導くことができません。神
の言葉は、わたしたちの力を用いて罪と格闘するようにとは決して言っていませ
ん。神の言葉は、わたしたちが罪から救われるように、すなわち罪から解放され
るように、あるいは罪から自由を得るようにと言っています。罪はもともと一つ
の力であり、それはあなたを奴隷にしています。今あなたはこの力を自分で打ち
負かすのではなく、主によってそれから解放していただくのです。今日、主は、
あなたをそれから引き離して罪の力から救うのです。罪から解放されるまで、幾
つも曲がり角を曲がる必要はありません。主を信じたら、すぐ自由の道を歩むこ
とができるのです。

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
主イエスよ、わたしの中にあるあなたの命を感謝します！　この命はわたしを罪
のなわめから解き放ちます。わたしは喜んで自分自身の奮闘から離れます。どの
ような状況においても、わたしがあなたへと転機し、あなたにわたしの中で勝利
を得ていただくようにさせてください。アーメン。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版)
メッセージ第25編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて
います。