サタンに打ち勝つ方法(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ1:20 ……マリヤをあなたの妻にすることを恐れてはなりません。彼女の 中に生まれたのは、聖霊からです。 ルカ3:21 ……またイエスがバプテスマされて祈っておられた時、天が開け、 (22節)そして聖霊がはとのような具体的な形で、彼の上に下った。…… ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第2編) 自分自身を神で装備しなかったアダムとは対照的に、主イエスは神・人に生まれ ました。彼は聖霊から身ごもられましたから、神の本質を持っておられました。 彼の存在そのものの中に、彼は神聖な本質をその要素として持っておられました。 彼はこの本質から受胎され、この本質から生まれ、この本質の中で成長し、また それによって生きました。何と驚くべきことでしょう! 主は神で満たされてい ただけではなく、彼は神でした。彼は人の中にある神でした。ですから、彼は神 ・人でした。 主イエスは彼のバプテスマの時ご自身を捨てられましたが、その時、エコノミー 上の霊が彼の上に下り、彼を油塗りました。その結果として、彼は、本質的に神 に属する方であり、またエコノミー的に神のための方でした。彼は、内側ではご 自身の本質的要素としての神を持っておられ、外側ではご自身の力としての神で 覆われていました。人・救い主は、内側では神で満たされており、外側では神を 着せられていました。そのような方として、彼は装備されており、用意ができて おり、神の敵に対抗して戦い、彼を打ち破ったのです。 主イエスは、敵が自分の所に来るのを待つのではなく、その霊で導かれて、敵の いる場所へ行かれたのです。敵はアダムを攻撃するために園へと来ました。しか し、イエスは敵を攻撃するために荒野へと行かれました。彼はその霊によって荒 野へと導かれた時、本質的にもエコノミー的にも神で満たされていました。こう いうわけで、彼は敵を対処するだけの用意ができており、装備されていました。 彼は戦士として荒野に入って行かれ、最高水準の道徳においてサタンを打ち破ら れたのです。 (明日に続く) ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしを神・人とすることによって、あなたの敵に敵対して戦うよ うわたしを装備してください。内側でわたしの命また命の供給となってください。 また、外側でわたしを覆い、わたしを力づけてください。わたしは母国とその国 民のために祈ります。多くの人があなたへと転機することができますように。アー メン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカの福音書(一)」(1987年版)メッセ ージ10から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。