サタンに打ち勝つ方法(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創1:26 そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろ う……」と仰せられた。 創2:9 神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良いすべ ての木を生えさせた。園の中央には、いのちの木、それから善悪の知識の木とを 生えさせた。 創3:1 さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾で あった。蛇は女に言った……。(新改訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第1編) 創世記第1章でわたしたちは、神によって神のかたちに造られた人を持ちます。 人が神のかたちに造られることは、人が神の特質にしたがって造られていること を意味します。神は愛と光です。また神は聖と義でもあられます。愛、光、聖、 義は、神の特質です。そして神はこれらの特質にしたがって人を造られました。 しかしながら、創世記第1章で神によって造られた人は、ただ神のかたちを帯び ていただけです。彼はその内側に神を持っていませんでした。ですから、彼は単 に神の創造された人であって、まだ神・人ではありませんでした。 神は、ご自身によって造られた人が神・人となることを願いましたので、人を造 った後、神は彼を命の木の前に置かれました。命の木は神を示します。神の意図 は、神によって造られた人が、命の木によって象徴された神を受け入れ、それに よって神・人となることでした。しかしながら、造られた人は、命の木を受け入 れなかった点で失敗しました。人は命の木にあずからなかったため、ただ神に創 造された人のままでした。 創世記第3章で、敵である試みる者は、神の造られた人を試みるためにやってき ました。人はまだ神・人となっておらず、自分の内側に神を持っていなかったた め、彼は敵の誘惑に抵抗することができませんでした。アダムが誘惑に抵抗する ことができなかった理由は、彼が神・人ではなく、ただ神に造られた人にすぎな かったからです。わたしたちがこれを見ることは極めて重要です。 (明日に続く) ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、あなたはわたしをあなたの特質を表現するよう創造してくださった ので、わたしはただ神によって造られた人であるだけでは決して満足できません。 主よ、あなたは命の木の実際です。わたしがあなたを表現し、あなたの敵に抵抗 して立つことができるように、今わたしを満たしてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカによる福音書(一)」(1987年版)メ ッセージ10から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。