あなたの兄弟を得る(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ18:15 さらに、もしあなたの兄弟があなたに対して罪を犯すなら、行っ て、あなたと彼との間だけで、彼の過ちを示しなさい。彼があなたに聞き従えば、 あなたは自分の兄弟を得たことになる。 ヤコブ5:20 その人は知るべきです。罪人を誤った道から立ち返らせる人は、罪 人の魂を死から救い、そしておびただしい罪を覆うのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 今日、多くの神の子たちが聖書のこの個所(マタイ18:15)の教えに従っていませ ん。ある人は、いつも兄弟の誤りを他の人に語って公にしてしまいます。ある人 は、他の人に言わなくても、ずっと赦そうとしないで、いつも心にとめています。 ある人は、赦したらそれで終わりにして、挽回しようとしません。しかし、主は わたしたちにこうであってほしくないのです。他の人の間違いを言うばかりでは、 間違っています。口で言わなくても、心で赦そうとしないのも、正しくありませ ん。赦すだけで訓戒しないのも、正しくありません。 主は、あなたの兄弟があなたに罪を犯したら、それを赦せば十分であると言われ たのではありません。主はわたしたちに見せてくださいましたが、罪を犯された 人は、罪を犯した人を挽回する責任があるのです。他の人に対して罪を犯すこと は小さなことではありませんから、自分に罪を犯したその人に対してわたしたち は告げる責任があります。わたしたちは、わたしたちの兄弟を挽回して、得るた めに、方法を考えなければなりません。わたしたちが行って語る時、態度は正し くなければなりませんし、意図も純粋でなければなりません。わたしたちの目的 は、わたしたちの兄弟を挽回することです。もし心から彼を得たいと思うなら、 彼の誤りをいかに指摘すべきかがわかるでしょう。もし心から彼を挽回したいと 思うのでなければ、かえって傷を深くしてしまうでしょう。訓戒する目的は、賠 償させることでもなく、自分の感覚を正当化することでもなく、わたしたちの兄 弟を挽回することです。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしを赦してください。わたしは罪を犯した人に対して利己的で、 弱く、怠慢であったことを告白します。罪を犯した人に対する愛と顧みの心を求 めて、わたしは祈ります。それは、わたしが正しい霊を持って彼らの所に行き、 挽回することができるためです。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) メッセージ第23編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。