主の豊かさにあずかる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ10:8 それでは何と言っていますか? 「言葉はあなたに近い。あなたの 口の中に、またあなたの心の中にある」。これは、わたしたちが宣べ伝えている 信仰の言葉です。(12節)ユダヤ人とギリシャ人の区別はありません。同じ主が、 すべての者の主であって、彼を呼び求めるすべての者に、彼は豊かです。(13節) なぜなら、「主の御名を呼び求める者はすべて救われる」からです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 主の御名を呼び求める者はすべて救われるということは言われたことがありまし たが、主は御名を呼び求めるすべての者に豊かであるということを、わたしは聞 いたことがありませんでした。彼は初期の救いにおいて豊かであるだけではあり ません。彼は、神聖で霊的なすべての事柄においても豊かです。もし主の豊かさ にあずかろうとするなら、わたしたちは主を呼び求める必要があります。昼も夜 も、わたしたちは主の御名を呼び求めるべきです。他の人の迷惑にならないよう 静かに呼ぶかもしれませんが、やはり小さな声で「おお、主イエスよ」と呼ぶこ とができます。 主がわたしたちに近いことを、わたしたちはどのようにして知るのでしょうか?  わたしたちは主を呼び求めることによって、このことを知ります。主が近いこ とを、あなたは人と議論したり討論したりして納得させることはできません。議 論すればするほど、主はますます遠ざかってしまわれるかのようです。しかし、 議論するのではなく、数回、主の御名を呼び求めるなら、主は近いことを感じる でしょう。もし続けて主を呼び求めるなら、主は近いだけでなく、実はわたした ちの中にさえおられることを認識するでしょう。主を呼び求めれば呼び求めるほ ど、主はますますわたしたちの享受となります。主を呼び求めることを通して、 主はまたわたしたちの平安、安息、慰め、あらゆる状況の解決ともなられます。 これは単なる教理や浅薄な教えではありません。これはわたしたちの経験のため の真理です。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― おお、主イエスよ、今日どのような状況の中でもあなたを呼び求めることを、わ たしに思い起こさせてください。わたしがあなたの豊かさにあずかることができ るために、一日中呼び求めるようわたしを訓練してください。主よ、あなたをわ たしの平安、安息、すべてとして享受する秘訣を示してくださり、感謝します。 アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(四)」(1989年版)メッ セージ61から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。