主がわたしたちを赦されたように、他の人を赦す(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ18:31 奴隷仲間たちは、その起こったことを見て、非常に悲しみ、そし て来て、起こったことすべてを残らず彼らの主人に説明した。(32節)そこで、主 人は彼を呼びつけて言った、『悪い奴隷だ。あなたがわたしに請い願ったから、 わたしはすべての負債を免除してやったのだ。(33節)わたしがあなたをあわれん だように、あなたも奴隷仲間をあわれむべきではなかったか?』。(34節)こうし て主人は怒って、負債をすべて返すまで、彼を獄吏に引き渡した。(35節)あなた がたもそれぞれ、心から自分の兄弟を赦さないなら、わたしの天の父も、あなた がたにこうされるであろう」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 神の御前で最も見苦しいことは、赦しを得た人が別の人を赦そうとしないことで す。赦された人が他の人を赦さないこと、あわれみを受けた人が他の人をあわれ まないこと、これほど見苦しいことは他にありません。恵みを受けながら、人に 恵みを与えないことは、すべきではありません。主がわたしを取り扱われたとお りに、わたしも他の人を取り扱うべきであるということを、人は必ず主の御前で 認識しなければなりません。負債のある者が他の人から借金を取り立てることを、 神は罪定めされます。欠点のある人が、他の人の欠点を覚えていることを、神は 喜ばれません。 神は、わたしたちが神と同じように人をあわれむことを願われます。ですから、 わたしたちは人をあわれみ、人を赦すことを学ばなければなりません。恵みを受 け、神に赦された人は、他の人の負債を免除し、他の人を赦し、他の人をあわれ み、他の人に恵みを与えることを学ばなければなりません。わたしたちは頭を上 げて、主に言う必要があります。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主よ、あなたはわたしの一万タラントの負債を免除してくださいました。わたし は今日、わたしに罪を犯している人たちを赦したいと願います。また、将来わた しに罪を犯すであろう人たちをも赦したいと願います。あなたはわたしの大きな 罪を赦してくださいました。わたしも小さな事柄において他の人を赦すことによ って、あなたのようになることを学びたいです。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉 は、ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年 版)メッセージ第23編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。