神の恵みの度量を知る

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
マタイ18:26　そこで、その奴隷はひれ伏し、拝して、『どうか待ってください。
必ず全部お返ししますから』と言った。(27節)すると、その奴隷の主人はあわれ
に思って、彼を釈放し、その負債を免除した。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
(全２編のうちの第１編)
福音は、神があなたの思いにしたがって、あなたのために何かをなさることでは
ありません。あなたは、「主よ、どうぞお待ちください。将来、全部お返しいた
しますから」と言うかもしれません。しかし主は、「幾らか先に持って来て、あ
とで残りを返しなさい」とは言われません。主はあなたの負債をすべて免除して
くださいました。人の祈り求めるものは、主がわたしたちに与えられる恵みには
るかに及びません。わたしたちの主は、ご自分が持っておられるものにしたがっ
てわたしたちのためになしてくださり、ご自分が持っておられるものにしたがっ
てわたしたちの祈りに答えてくださいます。この主人は、自分に負債のあるしも
べを釈放し、しかも彼の負債を免除してやりました。これが神の恵みであり、こ
れが神の度量です。神の御前で恵みを求めるどんな人に対しても、たとえその人
が恵みをあまり認識していなくても、主は恵みを与えられます。この原則をわた
したちは見るべきです。主は人に恵みを与えることを愛されます。あなたに恵み
を求める思いがわずかでもあれば、主はあなたに喜んで恵みを与えられます。主
は、人が求めないことを恐れられます。人が少しばかり望んで、口を開き「主よ、
わたしに恵みを施してください」と言いさえすれば、主は恵みを注いでください
ます。

救いは神の度量にしたがって人の上になされることを、わたしたちは知らなけれ
ばなりません。救いは、人の思いにしたがって人の上になされるのではありませ
ん。救いは、神の思いと神のご計画にしたがって人の上に成就されるのです。
(月曜に続く)

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
主イエスよ、あなたの恵みの神聖な度量を感謝します。あなたはわたしの罪をす
べて赦してくださいました。そしてあなたの豊かさと供給は、わたしが求めたも
のをはるかに越えています。あなたとの交わりの中で、わたしをさらに奮い立た
せ、あなたとあなたの無制限の救いとをさらに知らせてください。アーメン。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版)
メッセージ第23編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて
います。