赦すよう要求されている ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ17:3 あなたがたは気をつけなさい。もしあなたの兄弟が罪を犯したなら、 彼を戒めなさい。彼が悔い改めたなら、赦してあげなさい。(4節)彼があなたに対 して一日に七度、罪を犯しても、あなたに七度、戻って、『悔い改めます』と言 うなら、赦してあげなさい」。(5節)使徒たちは主に言った、「わたしたちの信仰 を増し加えてください」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ルカによる福音書は、一人の兄弟があなたに対して一日に七度、罪を犯し、七度 「悔い改めます」と言って帰ってくるなら、赦してあげなさいと言っています。 彼の悔い改めが真のものであろうとなかろうと、彼が悔い改める限り、あなたは 彼を赦さなければなりません。彼の真偽のほどは、わたしたちの問題ではありま せん。わたしたちは彼を赦さなければなりません。 仮に、同じ人が一日に七度あなたに向かって、「わたしはあなたに対して罪を犯 しました」と言うとします。こうであっても、なおあなたは、彼が心から間違っ たと告白していると信じることができるでしょうか? おそらくあなたは、彼は 口先だけであると言うでしょう。こういうわけで、ルカによる福音書第17章5節は 次のように言っているのです、「使徒たちは主に言った、『わたしたちの信仰を 増し加えてください』」。彼らは、これは難しいと感じたのです。一人の兄弟が 一日に七度、罪を犯して、七度、悔い改めて帰ってきたとしても、信頼をおくこ となどできず、信じることなどできないのです。ですから、彼らは、「主よ、わ たしたちの信仰を増し加えてください」と求めたのです。しかし、神の子たちは この種の状況下でもやはり赦すべきです。兄弟がわたしたちに対して罪を犯す時、 わたしたちはその罪をそのままずっと覚えているようであってはなりません。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、あなたの道はいつも赦すことであることを、感謝します。しばしば わたしの道は、人を赦さずにそのまま覚えていることであることを、わたしは告 白します。主よ、たとえわたしが何度も求められたとしても、繰り返し繰り返し、 喜んで赦すことができるように、わたしの中で働いてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) メッセージ第23編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。