人に対する違犯(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― レビ6:3 あるいは落し物を見つけても、欺いて偽りの誓いをするなど、人が行 なうどれかについて罪を犯すなら、(4節)この人が罪を犯して罪に定められたとき には、そのかすめた品や、強迫してゆすりとった物、自分に託された預かり物、 見つけた落とし物、(5節)あるいは、それについて偽って誓った物全部を返さなけ ればならない。(新改訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第2編。以下は告白と償いを必要とする、人に対する罪の続きで ある)。 担保の品について欺くこと:これは、物の売り買いについて欺くとも言えましょ う。担保にした品や物の売買において欺き偽ることは、正当でない手段を使って 自分の利益を図り、本来自分のものとはならないはずのものを自分のものにして しまうことです。これは神の御前で罪を犯すことであり、厳しく対処すべきです。 人の財産を奪うことです:これは聖徒たちの間では起こり得ないかもしれません が、やはり言っておく必要があります。奪い取るような手段で何物も得てはなり ません。もし物を取る地位や権力があったとしても、他の人の物を自分の物とす ることは罪です。それは隣人をしいたげることです。人が地位や権力を用いて他 の人を圧迫し、自分に都合よくしてしまうことも、罪です。神の目から見て、神 の子たちはこのような事をしてはならないのです。このような行為は対処されな ければなりません。 偽って誓うこと:いかなる物についてであれ、偽って誓うことはすべて罪です。 明らかに知っているのに知らないと言い、明らかに見ているのに見ていないと言 い、明らかに有るのに無いと言うことなど、偽りの誓いをすることはみな罪です。 (明日に続く) ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしは、あなたがわたしの良心を照らすことに開きます。わたし は、他の人に対するわたしの違犯を無視したり隠したりしたくありません。わた しはあなたなしでは、自分の利益のために偽る傾向があることを告白します。で すから、わたしは日常生活の中であなたを必要とします。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) のメッセージ第22編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。